過酷な競技人生を乗り越えた自信 今も輝き放つ元五輪選手、その生き甲斐とは
「健康」をキーワードに多くの資格を取得している勅使川原さん
人の前に出る仕事などいろんなことにチャレンジするのは、その目標に近づくため。一方でスイミングなど水に入る習慣は大切にしており、アスリートとして心も体も磨く日々を送っている。
勅使川原さんは五輪に3大会連続で出場し、もうひとつの目標であったメダルにはあと一歩届かなかった。
27歳で現役を引退後、解説などスケートに携わる一方で、「健康」をキーワードに多くの資格を取得。ウォーキング指導者、食育インストラクター、雑穀マイスター、温泉ソムリエ、睡眠改善インストラクター、ピラティスインストラクターなど免許、資格を数多く持っている。
「現役時代には自分のコンディションは自分でしっかりと整えなければいけないなと思っていたので、食事、栄養に関しては気をつけていました。大学も体育学部で、栄養学などを習っていましたから。引退して自分の時間ができたので、じゃあ、もっと知識を増やしたいと思ったのが(資格を取る)きっかけでしたね。
ピラティスも一緒です。現役時代から体幹トレーニングでバランスを整えていて、それってピラティスと同様の原理なんですよ。だから資格を取って、みなさんにレッスンできたらいいなと思いました。基本、人間は正しい姿勢で生活しないと、どこか調子が悪くなってしまいがちです。体幹をしっかりとさせて、いい姿勢を保つことが健康に役立つのかなと思っています。私の今の目標は赤ちゃんから年配の方まですべての皆さんの健康を維持できるサポートをすること。凄く大きな目標ですが(笑)、そのために食事、運動、睡眠の資格を取り、健康スペシャリストになりたいと考えました」