欧州の強豪国はなぜ強い 女子ハンド代表の“留学組”が感じた日本との「想いの差」
日本にハンドボールが文化として浸透するために必要なこと
ハンガリーでもデンマークでも、ハンドボールはメジャースポーツとして社会に広く浸透している。日本では食堂や居酒屋のテレビで野球中継が流れるように、ヨーロッパではレストランのテレビでハンドボール中継が楽しまれているという。日本にハンドボールが文化として浸透するにはどうしたらいいのか。それにはまず、世界選手権、そして東京五輪で結果を出すことだ。
「私は中学の時にアテネ五輪予選をビデオで見て、その時から日本代表としてオリンピックに出たいと思いました。今、それが現実になりつつある。一生に一度のチャンスで、その舞台を楽しみたいと思いつつ、今回の世界選手権も含め、1人でも多くの人にハンドボールを知ってもらえるように、勇気や感動を与えられるようなプレーをしていきたいです」(角南)
「世界選手権もオリンピックも『勝たなければいけない』というプレッシャーも生まれてくると思います。チームとしてメダルを狙う中で、まずは初戦がすごく大事。世界選手権をしっかり戦って、東京五輪に繋げていきたいですね」(田邉)
勝利への想いを一段と強くする「おりひめJAPAN」が、いよいよ大舞台で躍動する時を迎える。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)