荻原次晴氏、松岡修造氏らはなぜ“売れっ子”なのか 荻原氏が語る秘訣とは
1998年長野五輪ノルディック複合日本代表で、現在はスポーツキャスターを務める荻原次晴さんが、自身だけでなく、松岡修造さんら著名なアスリートの名を挙げ、セカンドキャリアでなぜサバイバルできているのかを明かした。
「テレビ局に行くのも嫌だった」…荻原氏が語るキャスターとしての転機
アスリートのセカンドキャリアでキーポイントになるのは、いい意味で現役時代のプライドを捨てることが出来るかどうか――。1998年長野五輪ノルディック複合日本代表で、現在はスポーツキャスターを務める荻原次晴さんが、自身だけでなく、松岡修造さんら著名なアスリートの名を挙げ、セカンドキャリアでなぜサバイバルできているのかを明かした。
明朗な語り口でスポーツの魅力を伝える荻原さん。2014年のソチ五輪ではノルディック複合日本代表の渡部暁斗選手の銀メダル獲得に号泣したことで、国民のハートを掴んだ。しかし、そんな同氏も「スキー以外の知らないスポーツを語る機会が多かったので、最初の数年間はテレビ局に行くのも嫌だった」時代があったという。
では、どのようにしてスポーツキャスターという職業を自分の中で消化していったのか。
「最初は『スポーツキャスターはあらゆるスポーツに精通しなければいけない』と思っていました。ただあるタイミングで『僕は野球やサッカー、ゴルフに詳しくないんだ!』と開き直った。そこから急に肩の荷が下りたんです」
荻原さんはそう振り返る。それ以降は自分の感じた思いをそのままカメラに向けて伝えられるようになったという。