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大谷がツッコミ「今言う?」 密着状態で「ファイターズの北山です!」侍キーマンの想定外すぎた挨拶

野球日本代表「侍ジャパン」は28日、中日との壮行試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋」第2戦に7-3で快勝した。序盤は点の取り合いとなったが、5回に5点を追加し大きくリード。直後に3番手で登板した北山亘基投手(日本ハム)は2回を2安打無失点に抑えた。5日に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では投手陣のジョーカーとして期待される右腕は、大谷翔平(ドジャース)と意外な形での「ファースト・コンタクト」を果たしていた。

大谷(左)との交流で、隣の北山も笑顔【写真:Getty Images】
大谷(左)との交流で、隣の北山も笑顔【写真:Getty Images】

ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋

 野球日本代表「侍ジャパン」は28日、中日との壮行試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋」第2戦に7-3で快勝した。序盤は点の取り合いとなったが、5回に5点を追加し大きくリード。直後に3番手で登板した北山亘基投手(日本ハム)は2回を2安打無失点に抑えた。5日に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では投手陣のジョーカーとして期待される右腕は、大谷翔平(ドジャース)と意外な形での「ファースト・コンタクト」を果たしていた。

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 27日のシリーズ第1戦、登板のなかった北山がベンチに腰掛けて試合を見ていると、左に鈴木誠也外野手(カブス)、そして右は大谷に挟まれる形となった。選手同士が並んでも、メジャー組は体の分厚さが目立つ。じりじり体を寄せてくる大谷に北山は「まだちゃんと挨拶をできていなかったので『ファイターズの北山です!』って言ったら『今言う?』みたいな感じで笑われて……。そこから色々、他愛もない話をさせていただきました」。大先輩と、一気に距離を詰めた瞬間だった。

 26日に合流した大谷はこの大会、指名打者としてのみプレーすると見られている。ただ一方でドジャースでのシーズンに向けて、投手としての準備も進めている。北山の目にもその姿は「一言で言えることではないんですが、空気感というか……グラウンドにいるだけで空気が変わりますし」と特別なものに映った。「雰囲気や影響力を、感じるままに吸収したい。近くにいて気付いたものをしっかり吸収したいです」。

 そしてこのチームでの北山の存在もまた、メジャー組に負けないほど大きくなっている。28日はリードを奪った直後の5回からマウンドへ。先頭の木下拓に中前へ落ちる安打を浴びたものの後続を抑えた。6回は大リーグ通算164発の新外国人サノーを、外角低めの147キロで見逃し三振に切り捨てた。1死後2人の走者を背負ったものの、この回も無失点で終えた。ただこのチームで求められる投球とは、まだ差があると反省が口をつく。

中日相手に登板し、2回2安打無失点だった北山【写真:小林靖】
中日相手に登板し、2回2安打無失点だった北山【写真:小林靖】

マルチに使える貴重な右腕「固定してと言える感じではない」

「ストレートの球威もそうですし、変化球のキレもまだもう一段上げ切れるところがある。残りの時間でしっかり作っていきたい」。大会で使われる大リーグ公式球や、イニング間のキャッチボールで準備をできないこと、そしてピッチクロックやピッチコムへの対応は念入りに進めてきた。その上でなお、あと一歩上げられると言うのは、試合での出力調整にまだ迷いがあるというのだ。

「いつもは先発で投げている。途中から行って、1イニング目からしっかりギアを上げて入る、出力を上げて入るのが課題です。ここでは投げて1、2イニング、その短い球数の中でしっかり出力を高くして投げ切って行くのが求められている。今日は先発の時に近い入りかたをしてしまったので……」

 侍ジャパンは平良海馬投手(西武)や石井大智投手(阪神)、大リーグ組の松井裕樹投手(パドレス)と負傷による辞退者が相次ぎ、ブルペンが手薄になったのは否めない。昨季パ・リーグ2位の防御率1.63を記録した北山は、先発投手が球数制限で降板した後の第2先発を担うとみられてきたが、プロ1年目に経験がある終盤のリリーフで起用するのではという見方も浮上している。

 北山は自身の起用法を「イニングまたぎも、展開によっては1イニングもあるのかなと思っている。固定して『こう』と言える雰囲気ではまだないです。そこは考えすぎずに、柔軟にいけるようにというイメージでいます」と説明する。

 吉見一起投手コーチも「本戦でも、大事な場面で使う投手かなと思います。さらに状態を上げていってほしい」と信頼を口にする。戦いが進む中で、チームの弱点となりかねない場所に投入する可能性が高そうだ。投手・大谷の姿を見てさらに成長する右腕が、侍投手陣の鍵を握っている。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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