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トップパートナー・日清オイリオと共につかんだJ1残留 苦境で再認識した絆「ここまで大きな存在だったんだ」

キャプテンマークを巻いた喜田拓也はその瞬間、ピッチにしゃがみ込み、溢れ出てくる涙をぬぐった。

横浜F・マリノスのキャプテン・喜田拓也
横浜F・マリノスのキャプテン・喜田拓也

クラブ史上最大の危機を乗り越えたシーズン

 キャプテンマークを巻いた喜田拓也はその瞬間、ピッチにしゃがみ込み、溢れ出てくる涙をぬぐった。

「この1年、毎日が戦いでしたから……日々のことが頭のなかでパッと浮かんできたんです。ここまで長かったな、苦しかったなという思いではありました」

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 横浜F・マリノスは11月9日、京都サンガF.C.とのアウェーマッチに3-0と快勝し、自力でJ1残留を決めた。ピッチとスタンドが一体となっていた。

 クラブ史上最大の危機だった。Jリーグ発足時の「オリジナル10」でいまだJ2への降格がないのは横浜F・マリノスと鹿島アントラーズの2クラブだけであり、もっと言えば1981年にJSL(日本サッカーリーグ)2部から1部再昇格を果たして黄金期を築いて以降、43シーズンにもわたり国内最高峰のリーグで戦ってきた。その名門クラブが最下位に沈み、2度の監督交代もあった。クラブOBの大島秀夫がヘッドコーチから監督に就任しても苦境が続いていたが、まさに一丸となってこの難局を乗り越えたのだ。背負ってきたプレッシャーがどれほど重たかったのか、喜田の涙がすべてを物語っていた。

「良い時だけみんなと一緒にいたいと僕は思いません。苦しい思いも一緒に噛みしめて、歯を食いしばってみんなで乗り越えた時に本当の絆が生まれるんじゃないかって思うんです。仲間を大切にすることだったり、思いどおりにいかない時の振る舞いだったり……その意味においてクラブ全体の力が試されていました」

 チームも、クラブも、ファン・サポーターも、最後はすべて一つになって戦ったという感覚が喜田にはある。そしてパートナーも――。

 喜田は言う。

「ファン・サポーターのみなさんはもちろんですが、パートナーさんだって苦しかったはずです。それでも僕たちを支えてくれて、後押ししてくれました。すべての皆さんに支えてもらえるというのは、当たり前のことじゃない。選手たちもみんなそう感じたに違いありません。だからこそ感謝の気持ちを持って、もっともっと頑張らなければいけないという思いにもなりました」

日清オイリオの商品を愛用し、コンディション調整に活かしている
日清オイリオの商品を愛用し、コンディション調整に活かしている

20年目を迎えた日清オイリオとのパートナーシップ

 横浜F・マリノスを支えているパートナーの一つに、日清オイリオグループ(以下、日清オイリオ)がある。2006年からパートナーシップ契約を結び、17年からはトップパートナーとなった。そして今年、節目となる20年目のシーズンを戦った。喜田も「横浜F・マリノスの歴史とともにあるという印象があります」と語る。

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 日清オイリオは食事・栄養面でも長きにわたってバックアップしている。

 トップアスリートにとって、食は身体作りの基本であるとともに、同社が掲げるメッセージ「#揚げてこうぜ」に込められている、気持ちを「揚げる」ための機会にもなっていると考え、チームの栄養管理アドバイザーと綿密な連携を図っているのが特徴だ。横須賀市にあるトップチームの拠点である「F・Marinos Sports Park」の食堂には、「日清MCTオイル」「日清アマニ油」など同社の商品がズラリと並ぶ。喜田は食堂のみならず、自宅でも愛用している。コンディションづくりにおいて油脂、脂質の大切さを実感しているからにほかならない。

「MCTオイルとアマニ油は、サラダ、納豆、ヨーグルトなどに主に使っています。どんなものにでも合いますね。MCTオイルで中鎖脂肪酸、アマニ油でオメガ3を摂取することを心がけています。特に朝には『MCT CHARGEゼリーPRO』で、運動時の脂肪の燃焼を高める中鎖脂肪酸を取り入れるようにしていて、この“3点セット”は欠かせない。体のコンディションにはっきりと直結していますから」

 準々決勝まで進んだACLエリートの戦いなど、チームは今季も過密日程を強いられた。それでも喜田自身、シーズンをしっかりと“完走”できたのはコンディション管理の賜物とも言える。

「食べたものがそのままエネルギーになり、体をつくり、パフォーマンスにつながっていきます。チームの栄養士さんには、どんなものをどのタイミングで摂取すればいいかアドバイスをもらっていて、(血液検査で)何の成分が足りていないなどのフィードバックもあります。

 特に夏場の連戦ともなると、食事の量も減ってしまいがち。選手それぞれにやり方はあるし、僕も体調次第のところもあるのですが、基本的には試合前でも割としっかり食べるほう。エネルギー源が枯渇してしまうと動けなくなってしまうので。食べるタイミングも気にしながら、シーズンを通してやってきたことではあります」

 試合の前日に食べる喜田キャプテンの“勝負メシ”は豚肉のしょうが焼きだという。肉をガッツリ食べることで気持ちのスイッチも入るとか。

「栄養士さんとコミュニケーションを図るなかで、しょうが焼きを勧められたのがきっかけでした。サラッとしたメニューだとパワーが出切らない感じがあって、メンタル的なところもあるとは思うんですが、(しょうが焼きだと)パワーが出ていくような。ただ、いつもしょうが焼きだと、決めているわけではないんです。『これ』と決めずに、フィーリングに任せています」

 ちなみに“ご褒美メシ”は「食べもののなかで一番好き。ずっと変わらない」とまで言い切る家系ラーメン。シーズン中は、口にしていない。オフになれば解禁する予定だ。

喜田は厳しいシーズンを先頭に立って戦い抜いた
喜田は厳しいシーズンを先頭に立って戦い抜いた

残留争いを通じて感じた“横浜F・マリノスの価値”

 話を戻すと、試合の日にしっかりと食べるという自分のやり方は横浜F・マリノスの偉大な先輩である中澤佑二、中村俊輔から学んだことでもある。

「佑二さんは、試合前の軽食であってもかなりの量を食べていました。それ以外の食事でも大盛りばかりで、かつ、栄養面を考えて何をどう食べるかまで徹底していました。逆に俊さんは佑二さんまでは細かくやっていないけれど、食べる量、食べる種類、食べるタイミングを凄く意識していましたね。割と自然体でやっていく印象はありました。要は、これだけ偉大な二人の選手であってもそれぞれアプローチが違うし、何よりそれを近くで学ばせてもらえたことが本当に幸せで、今でも感謝しかないです」

 ただ、プロになって初めて「食」「栄養」の関心が高まったわけではない。日清オイリオがパートナーになった2006年はプライマリーに所属しており、クラブと日清オイリオによる「食育」の講習会にも参加している。日清オイリオは食育を重んじ、保護者や指導者への啓発活動にも力を入れてきた。JFA主催の全日本U-12サッカー選手権大会への協賛も、その一環である。喜田自身、食と栄養の重要性はジュニアユース、ユースを通じてずっと教えられてきたことだ。

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「(アカデミーのころ)意識した一番のことと言えば、試合後30分以内の栄養補給ですね。おにぎり、ゼリー、オレンジジュース……摂取することで傷んだ筋肉の回復、疲労の回復にもつながっているということは本当に口酸っぱく言われてきました」

 プロキャリアを積み重ねてきても“試合後30分以内ルール”はずっと踏襲している。おにぎり、バナナ、プロテインなどを必ず食べるようにしているという。試合後は体重が1~3キロほど落ちるが、1日あればベストの体重に戻すことができる。この体重キープこそがグッドコンディションをずっと維持してきた背景にある。

 残留争いが佳境に入ったリーグ終盤戦において喜田はチームの先頭に立って、全力で引っ張り続けた。そしてJ1残留というミッションをやり遂げた。苦しく、長い戦いを通じて得たものがあった。

「横浜F・マリノスというクラブの価値が、周りにどのように映っているのか、どのような存在なのか。残留争いの苦しい状況にあって、感じ取れた部分がありました。伝統もそうですが、ここまで大きな存在だったんだなって。チームもクラブもファン・サポーターもパートナーも、みんな本当に一つになって頑張って乗り越えられたから、そこに気づくことができたと思うんです」

 みんなで乗り越えて、本物の絆を手にすることができた。これから横浜F・マリノスの新しいストーリーが始まろうとしている。

日清オイリオによる横浜F・マリノス冠試合【写真:(C)1992 Y.MARINOS】
日清オイリオによる横浜F・マリノス冠試合【写真:(C)1992 Y.MARINOS】

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「F・Marinos Sports Park」の食堂に並ぶ日清オイリオの商品
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横浜F・マリノス

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(THE ANSWER編集部)