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久保建英、芸術的ボレー弾はいかにして生まれたか 恩師が語る体幹の強さと努力の跡

サッカーJ1、FC東京の久保建英は12日のJ1リーグ第11節・磐田戦の後半39分に芸術的なボレー弾を決めて1-0勝利の主役となった。海外メディアにも称賛されるスーパーゴールはいかにして生まれたのだろうか――。

久保建英【写真:Getty Images】
久保建英【写真:Getty Images】

プロトレーナーの木場克己氏が高く評価する体幹の強さとバランス力

 サッカーJ1、FC東京の久保建英は12日のリーグ第11節・磐田戦の後半39分に芸術的なボレー弾を決め、1-0勝利の主役となった。海外メディアにも称賛されるスーパーゴールはいかにして生まれたのだろうか――。

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 鮮やかなダイレクトボレーだった。0-0の後半39分。左CKからのこぼれ球に反応。高い打点での難しい位置だったが、見事に叩き込んだ。均衡を破る千金弾でチームを勝利に導いた。

「凄いゴールでしたね。建英が毎日取り組んできた体幹の強さとバランス力が最大限に生かされたシュートだと感じました」

 久保の今季リーグ戦初ゴールを笑顔で振り返ったのは、プロトレーナーの木場克己氏だった。体幹、体軸、バランスを強化する「Koba式体幹・バランストレーニング」の開発者で、競泳のリオ五輪代表・池江璃花子らトップアスリートを指導。日本郵政女子陸上部もアドバイザーとして指導し、16年に創部3年目で全日本実業団女子対抗駅伝(クイーンズ駅伝)優勝に導いたスペシャリストとしても有名だ。

 小学5年生で木場氏の門下生となった久保。バルセロナの下部組織時代も、日本に帰国後はチームでの練習とは別に体幹・バランストレーニングに取り組み、木場氏の東京・亀戸のトレーニングジムで直接指導を受ける機会も多い。

 7年間、専属トレーナーとして指導を続けてきた恩師は、このゴールシーンに日々の鍛錬の成果が凝縮されていると語る。

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木場 克己

KOBA式体幹バランストレーニング協会代表

プロトレーナー

 小2年で柔道を始め、小6の南九州柔道大会で優勝、優秀選手賞を獲得。中3で県内の大会のタイトルを優勝で飾る。全九州大会団体の部で優勝・県大会軽量級個人戦2位。高校でレスリングを始め、56キロ級九州大会で優勝。インターハイ、国体は団体戦3位。腰椎圧迫骨折で現役を退き、医療人の道へ。鍼灸師、柔道整復師、FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)、G大阪ユーストレーニングアドバイザー(2016年~)、長友佑都専属トレーナー。

URL:http://kobakatsumi.jp/

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