12球団が調査でも指名漏れ「ビックリして…」 直前にアピールできず…不安味わった2選手の現在

12球団から調査書も指名漏れ「ビックリして…」沼井伶穏の場合
全12球団から調査書が届きながら、指名がなかった選手もいた。東海大1年の沼井伶穏(れおん)投手だ。横浜隼人高では、最速151キロの剛腕として鳴らしたが、昨秋のドラフト会議では、最後まで名前を呼ばれなかった。
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「自分としては指名されると思っていたので、ビックリして……」。これからどうしようという不安も頭をよぎったが、すぐに連絡が来た。東海大の長谷川国利監督からだった。かつて巨人のスカウト部長まで務めた人物だ。
「ずっと声をかけていただいていましたし、ドラフト後には『一緒に4年後のドラフト1位を目指そう』と言っていただいたんです」
進学すると早速春からリーグ戦デビューし、クローザーを務めた時期もある。6月の全日本大学選手権では青森大との1回戦で9回に登板し、1/3回を1失点。わずか10球だったが全国デビューを果たした。
選手権での登板を見た長谷川監督は「沼井の魅力はやっぱり唸るようなストレートですし、リーチもある。今日はなかなか見せられませんでしたけどね」と成長に期待し、沼井も「こういう舞台で先発して、沼井なら大丈夫と言ってもらえる投手になりたいんです」。次のチャンスを目指して走り出している。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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