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「日本でプレーしたことがない」石川祐希が勧める海外挑戦 次世代へ伝えたい「良さは間違いなくある」

バレーボール男子日本代表主将の石川祐希(29)が「海外挑戦」の勧めを説いた。石川は8日、ペルージャ(イタリア)の一員として東京・有明アリーナで行われた「Qoo10 presents ワールドチャレンジシリーズ 2025」でSVリーグ覇者サントリーと対戦。欧州王者の実力をみせて3-0で快勝した後「子どもたちが海外でプレーしたいと思うきっかけになればうれしい」と話した。

サントリーと対戦したペルージャの石川祐希【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
サントリーと対戦したペルージャの石川祐希【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

男子バレー国際親善試合でペルージャが来日

 バレーボール男子日本代表主将の石川祐希(29)が「海外挑戦」の勧めを説いた。石川は8日、ペルージャ(イタリア)の一員として東京・有明アリーナで行われた「Qoo10 presents ワールドチャレンジシリーズ 2025」でSVリーグ覇者サントリーと対戦。欧州王者の実力をみせて3-0で快勝した後「子どもたちが海外でプレーしたいと思うきっかけになればうれしい」と話した。

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 中大時代に海を渡り、イタリアでのプレーは11年目になる。それまでも海外でプレーする選手はいたが、多くは日本で経験を積んでからの移籍。日本のチームを経ないでの海外挑戦には賛否もあったが、石川はイタリアでもまれて日本代表の絶対的エースに成長した。その自負があるからこそ、次世代に向けた発信に力を込めた。

「日本でプレーしたことはないので比較できない」と話し「海外でやることがすべてではない」と前置きしながらも「海外でやる良さは間違いなくある」と強調。「今回の試合が、その良さを知るきっかけになればいい」と話した。

 4年に1度の五輪や今年から2年に1度になった世界選手権、さらに毎年開催されるネーションズリーグと、バレー界は代表チームの試合が盛りだくさん。どうしてもファンの視線は代表に集まる。国内のリーグ戦はあるが、海外のクラブチームと接する機会も少ない。

 サッカーでは海外の強豪クラブがマーケティングを兼ねて来日しJクラブと対戦することも多いが、バレーボールでは異例だ。長くイタリアでプレーする石川も、日本代表以外のユニホームで日本で試合をしたのは中大卒業後では初めて。「今回の試合を見て、大きさとか迫力とかを感じてもらえたんじゃないかと思う」と2試合を振り返った。

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荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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