佐藤琢磨、伝統レースへ弾みつける完全V 勝因を自己分析「去年は慣れが必要だった」
今季初勝利はピットストップを除き、一度も逆転を許さない完全勝利だった。4月7日に米アラバマ州バーミングハムのバーバー・モータースポーツパークで行われた自動車レースのインディカー・シリーズ第3戦決勝で、ポールポジション(PP)から出た佐藤琢磨が今季初勝利となる通算4勝目を挙げた。PPからの優勝は8度目で初だ。
レース後の電話取材で明かした勝因は?
今季初勝利はピットストップを除き、一度も逆転を許さない完全勝利だった。4月7日に米アラバマ州バーミングハムのバーバー・モータースポーツパークで行われた自動車レースのインディカー・シリーズ第3戦決勝で、ポールポジション(PP)から出た佐藤琢磨が今季初勝利となる通算4勝目を挙げた。PPからの優勝は8度目で初だ。
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「ポール・トゥ・ウイン」を達成したレース後、電話取材に応じ、「どの優勝も特別なものになるが、今日のは本当に最高だった。ポールポジションから勝つというのはドライバーとしては夢のようなレース。達成できたのはうれしかった。冬の間、車を良くするためにいろいろ試行錯誤をしてきた。去年非常に悔しい思いをしたレースがたくさんあったので、チームを誇りに思う」。参戦10年目の42歳は感情を高ぶらせていた。
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに6年ぶりに復帰した昨季は苦戦が続いた。序盤から思うような結果が出なかったが、7月の第11戦で3位に入ってようやく手応えを得て、第16戦でシーズン初優勝を挙げるとチームに自信が芽生えた。
「去年は新しいチームで慣れないといけなかった。競争力の激しいフィールドで時間がどうしてもかかってしまった。厳しいシーズンを送ったと思うけど、16戦目の1勝はすごく大きかったし、そこから得たヒントも大きかった。それを継続して繋げたから今日の優勝がある」