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ペア解消のシダマツ「本当に最後なんだな」 燃え尽き、休養を経て…1年後のパリでかけた銅メダルの価値

ペアとして「良い終わり方ができたんじゃないか」

 ペアとしての挑戦を終え、志田は「もう本当にやりきったなというか、良い終わり方ができたんじゃないかとすごく納得している部分もあり、今は晴れた気持ちというか、すごく良い気持ちではあります」と清々しい表情で話した。

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 今後、2人はそれぞれの道を歩む。志田は、混合ダブルスで五輪2大会銅メダルの五十嵐有紗(旧姓:東野)とのペアで再始動。早くも9月9日開幕の香港オープンに出場する。松山は、9月6日開幕の全日本社会人選手権に混合ダブルスで出場する。互いへの期待について聞かれると、2人は次のように答えた。

「松山は、今まで(プレッシャーになるような気持ちを)背負ってしまうところもすごく多かったかなとは思いますけど、バドミントンがすごく大好きな子。(背負ったものを)1回下ろしたときに、その(バドミントンが好きな)気持ちを持ってコートで楽しむ姿は、また(今までとは)違う強さが出てくるのではないかと思います。次の挑戦に向けて、どんな形であっても応援したいなと思っていますし、楽しみにしている気持ちが大きいです」(志田)

「志田さんは(女子)ダブルスを一番分かっているので、絶対にまたトップに戻って来ると思っています。新しいパートナーの良さを引き出す志田さんを見るのが、本当に楽しみなので、陰ながら応援できるのが、本当にこれから楽しみです」(松山)

 スピード感あふれる攻撃的なラリーで世界のファンを魅了した、日本のエース“シダマツ”。ペアとして最後の瞬間、表彰台の上では、銅メダルと笑顔が輝いていた。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

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