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Bリーグを駆け巡った驚きのニュース トップチーム率いて20年、ベテラン名将が異例「U18ユース」HCを選んだワケ

琉球U18の選手たちに指導する浜口氏【写真:長嶺真輝】
琉球U18の選手たちに指導する浜口氏【写真:長嶺真輝】

ライバルチームの一員になり不安も…「新しいチャレンジ」に笑顔

 琉球に対しては、ライバルチームのHCとして何度も対峙してきた。bjリーグで京都を率いていた頃は西地区で優勝争いを繰り広げ、度々プレーオフで激突。富山のHCだった2020-21シーズンには、落成したばかりの沖縄サントリーアリーナでBリーグチャンピオンシップ準々決勝を戦い、1勝2敗で敗退したものの、熱戦を演じた。

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 Bリーグ屈指の人気を誇る琉球のファンに対しては「bjリーグの頃から応援の熱がすごくて、琉球は接戦に強いイメージがあります」と言う。

 そんな強敵だったチームの一員となり、少し苦笑いを浮かべながら、「bjリーグの頃から琉球を応援しているファンは、僕に対してあまりいい印象はないかもしれませんね」と率直な胸の内を明かす。「受け入れてくれるかどうかは不安ですけどね。でも、大とは『そういう人たちが味方になってくれると心強いから』と言って笑っていました」と前向きに語る。

 一方、ライバルチームを率いていた浜口氏に対して親しみを感じているのか、琉球ファンの中には「炎さん」と下の名前で呼ぶ人も多い。沖縄に移住して1週間ほどで、既に街中で2回ほど声を掛けられ、「頑張ってください」とエールを送られたという。心配は杞憂に終わりそうだ。

 コート上では、熱量たっぷりに指揮を執る浜口氏。その姿とは対照的に、笑い皺を浮かべながら「自分にとっては新しいチャレンジです。楽しみですね」と穏やかに言う。実績十分の指導者がU18ユースチームのHCに就任したことが、琉球というクラブにどんなシナジーをもたらすのか。今後の変化に注目だ。

(長嶺 真輝 / Maki Nagamine)

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