恩師が回想、イチローの準備は「全て時間通り」「絶対に監督を困らせない」 マイアミで残した確実なレガシー【米殿堂入り表彰】
米大リーグ・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏は1月に日本人で初めて米国野球殿堂入り。7月27日(日本時間28日)に殿堂入り式典を迎えた。メジャー通算3000安打を達成したマーリンズ時代に指導したドン・マッティングリー元監督が「THE ANSWER」の単独インタビューに応じ、レジェンドの記憶とMLBに刻んだレガシーについて語った。

マーリンズ時代の恩師マッティングリー氏に単独取材
米大リーグ・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏は1月に日本人で初めて米国野球殿堂入り。7月27日(日本時間28日)に殿堂入り式典を迎えた。メジャー通算3000安打を達成したマーリンズ時代に指導したドン・マッティングリー元監督が「THE ANSWER」の単独インタビューに応じ、レジェンドの記憶とMLBに刻んだレガシーについて語った。
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マーリンズで2016、17年シーズンにイチロー氏を指導したマッティングリー氏は現在ア・リーグ東地区首位を独走するブルージェイズでベンチコーチを務めている。19日(同20日)のジャイアンツ戦前、本拠地ロジャース・センターでこう語ってくれた。
「イチといえば、今でも思い出すのは彼の細やかなルーティンだ。ウォーミングアップから、外野での守備練習、ケージでの打撃練習、彼の準備は全て時間通りにきっちりやり遂げるんだ。私のチームでは出場機会が多いシーズンが一度あったが、マイアミでは基本的に代打が彼の役割だった。それでも、彼は絶対に監督を困らせることのないタイプの人間。私が声をかけた時には、いつだって準備万端なんだ。究極のプロフェッショナルだね」
「背番号51」のマイアミでの日々を振り返るかつての恩師。柔和な笑顔を浮かべ、懐かしそうだった。
2016年8月7日、敵地ロッキーズ戦で達成したメジャー通算3000本安打を「素晴らしい思い出」と話したマッティングリー氏だが、マーリンズで師弟関係を結ぶ以前からイチロー氏に注目していたという。
「ヤンキースで打撃コーチを務めていた時から、彼には感服していたんだ。独特の打撃スタイル、スピード、ディフェンスも素晴らしい。全てがイチらしいと呼べた。本当にアメージングだったね」
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