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韓国も「嫉妬しないと言ったら嘘に」 アジア市場で台頭、Bリーグで覚醒した日本バスケにEASLも熱視線

日本メディアの質問に応じるEASLのヘンリー・ケインズCEO【写真:長嶺真輝】
日本メディアの質問に応じるEASLのヘンリー・ケインズCEO【写真:長嶺真輝】

EASLトップ「Bリーグはアジアで最も強いリーグの一つ」

 試合会場となった五つ星ホテルのテラススペースに設けられたシャンパンファイト会場。冒頭で挨拶した広島の上澤俊喜キャプテンは、シャンパンボトルを片手に胸を張った。

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「Bリーグの強さを証明した優勝だと思います」

 日本と同様に、EASLに参戦しているクラブは各国・地域のリーグで前シーズンに優勝、準優勝を果たすなどトップクラスの力を持つチームだ。代表クラスの選手も多い。

 だからこそ、自身も元プロ選手である広島の浦伸嘉・球団社長も「渡部のような若手選手が活躍したことからも分かりますが、Bリーグで切磋琢磨している中で、知らず知らずのうちに日本人選手が大きく成長していることを感じます。こういうアジアの大会に出ると、それをより強く感じます」と語り、日本人選手全体のレベル向上を実感している。

 ファイナル4の期間中、現地で日本メディア向けの記者会見を開いたEASLのヘンリー・ケインズCEO(最高経営責任者)も「Bリーグはアジアで最も強いリーグの一つ」と断言した。

 2023年のワールドカップや昨年のパリ五輪における代表チームの活躍が示すように、日本人のレベルは確実に上がっている。実際、最新のFIBAランキングで日本はアジア・オセアニア地域でオーストラリアに次いで2番目に高い21位につける。

 その他にも、ヘンリー氏はBリーグを高く評価する理由の一つにアジア特別枠の運用を挙げる。今シーズンの対象は13の国・地域となっており、フィリピンを中心に代表クラスが来日することも多い。来シーズンからは初めて中東地域も加わり、アジアの強豪国の一つであるレバノンが対象となる。

 ヘンリー氏は「Bリーグはビジネスやメディアの面だけでなく、競技面においても非常に国際的なアプローチをしています。アジア特別枠の拡大を進めていることで(既に代表選手が多い)フィリピンの選手だけでなく、アジア全土からBリーグにトップタレントが集まるようになるでしょう」と見通す。

 さらにBリーグが行ってきたNBAとの戦略的提携やNBL(オーストラリア)とのパートナーシップ締結に向けた基本合意にも触れ、「それらが実を結び、リーグだけでなく、クラブ、選手、ファンに利益をもたらしています。収益を見ていても、このような成長は世界でもあまり見られません。だから、私たちはBリーグに多くの知識を求めています」と取り組みを参考にしているとした。

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