金崎夢生、安部裕葵、永井謙佑… 5クラブ7人の実力者たちが地獄の合同合宿を行う理由
木場塾に集まった“生徒”たちは切磋琢磨しフィジカルを強化
一方で、金崎は名古屋時代に肉離れが続いたことから木場氏に長年師事。屈強な肉体を手にし、デュエリストとして評価を高めた。そして、その金崎と親交が厚い名古屋時代のチームメート、永井もフィジカル強化のために八丈島合宿に参加。今回が3度目となった。鹿島DF安西幸輝も、金崎との繋がりから木場氏に指導を受けるようになった。
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合宿2日目の8日は過酷な2部練習だった。八丈島合宿初年度に参加した日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)にちなんで命名された「長友ロード」と呼ばれる坂で、特製チューブやウォーターバッグを使ったメニューで体にムチを打った。
「初日はみんな硬かったけれど、金崎選手と永井選手が盛り上げてくれる。すごくいい雰囲気です。ストイックに切磋琢磨しています。きついメニューをみんなで盛り上げています」
木場氏はこう語り、目を細めた。所属チームが異なる実力者たちは緊張感を保ちながらも、フィジカルを強化し、さらに絆を深めているようだ。
「安部選手は疲れていてもキレが出る、と話していました。高校時代やユースから私のトレーニングを続けている3人はメニューがきついけれど、カラダに変化が生まれてくることがわかっている。お互いに刺激しあって、キャンプインの前に最高の準備ができていると思います」
シーズンがスタートすれば、お互いが好敵手。名コーチの指導に加え、絶妙な緊張感がトレーニング効果を一層高めているようだ。
(THE ANSWER編集部)