日本の職人技を絶賛「感覚がいいんだ」 野球チェコ代表を支えた「メイド・イン・ジャパン」の1本
野球の国際試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ」は、10日まで名古屋市のバンテリンドームで2試合を行い、日本代表「侍ジャパン」が2連勝した。ただチェコ代表は9日の第1戦、初回に先制するなど前半は互角に試合を進める場面も。そして目を引いたのが、ボールをとらえた時のパワフルな打球だ。ここに一役買っていたのが、日本のメーカー「HAKUSOH BAT JAPAN」。チェコ代表に20本ほどが提供され、さっそく実戦で使用する選手もいた。職人が一本一本に込めた「こだわり」とは。
強烈なチェコ選手の打球…その裏にあった「HAKUSOH」の技術
野球の国際試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ」は、10日まで名古屋市のバンテリンドームで2試合を行い、日本代表「侍ジャパン」が2連勝した。ただチェコ代表は9日の第1戦、初回に先制するなど前半は互角に試合を進める場面も。そして目を引いたのが、ボールをとらえた時のパワフルな打球だ。ここに一役買っていたのが、日本のメーカー「HAKUSOH BAT JAPAN」。チェコ代表に20本ほどが提供され、さっそく実戦で使用する選手もいた。職人が一本一本に込めた「こだわり」とは。
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10日に行われた第2戦。捕手として途中出場していたマルティン・ゼレンカに9回、最後の攻撃で打席が回った。日本の7番手、清水達也投手(中日)の低め149キロ直球をとらえると、痛烈なライナーが右翼へ。五十幡亮汰外野手(日本ハム)の好捕に阻まれたものの、乾いた打球音が場内に響き渡った。
この打席で、ゼレンカが使っていたバットは日本製。この大会に「HAKUSOH BAT JAPAN」が持ち込んだうちの1本だ。黒い“相棒”をゼレンカは「感覚がいいんだ。いいバットなんだよ。ボールをとらえた時、とてもいい感じで打球が飛んでいく。バランスもいい。だから気に入っているんだ」と大絶賛する。
現在、米国のノースカロライナ大学ウィルミントン校でプレーするゼレンカにとっては、金属バットが日常だ。このバットとの出会いは今回、チェコ代表が台湾から日本へと渡り歩いたアジアツアーでのこと。「この会社のことは数年前から知っていたけど、使う機会がなかった。この遠征から使い始めたんだ。今のところ、本当にいい感じだよ」。わずか1週間ほどで、あっという間に手になじんだようだ。