世界の野球発展へ、日本ができること 普通の練習も新鮮に映った欧州代表コーチの願い
“野球先進国”の日本は、欧州の野球発展のためにどう貢献できるか。「THE ANSWER」は6日から2日間、京セラDで行われた「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」に出場した欧州代表コーチを直撃。22年前に日本の社会人野球を経験したルイス・カマルゴ三塁コーチが期待したのは、日本と欧州の「さらなる繋がり」だった。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久真大)
欧州代表コーチが夢見る日本からの支援
“野球先進国”の日本は、欧州の野球発展のためにどう貢献できるか。「THE ANSWER」は6日から2日間、京セラDで行われた「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」に出場した欧州代表コーチを直撃。22年前に日本の社会人野球を経験したルイス・カマルゴ三塁コーチが期待したのは、日本と欧州の「さらなる繋がり」だった。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久真大)
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何の変哲のないものが、海の向こうの野球界にとっては新鮮だった。白球があちこちで飛び交う試合前の京セラD。広大なグラウンドを存分に使い、ノックや打撃練習が同時多発的に行われた。NPBでは当たり前の練習風景。しかし、欧州代表コーチの目には貴重なものに映った。
「ここではボールも何もかも豊富にあります。2時間の練習で本当に多くのことができます。でも、向こう(欧州)ではそうはいきません。箱1つ分しかボールがなかったりしますから」
欧州の野球発展に日本球界が貢献する方法はあるのか。「ボールを寄贈してもらえたら、それだけでも私たちにとってはとても大きなことです」と願った。それ以上に熱望するのがさらなる「コネクション」。繋がりだ。
「チェコ共和国とマリーンズの間で起きたようなことが、もっと必要です。私が指揮するチームがここ日本のチームからサポートを受けられたら……それは私の夢です。どこからでも構いません。援助を必要としています。コーチを派遣してくれたりすれば最高ですね」