【アジア大会ライター取材日記】覗いてビックリ グッズショップはバーゲン会場?
連日、熱戦が繰り広げられるアジア大会。「THE ANSWER」では現地で取材するライター・平野貴也氏による取材日記を展開する。9日目は取材の合間で訪れたオフィシャルグッズショップでの面食らうような猥雑な光景とは――。
グッズショップは長蛇の列も、金額設定は食事の約“10倍”
連日、熱戦が繰り広げられるアジア大会。「THE ANSWER」では現地で取材するライター・平野貴也氏による取材日記を展開する。9日目は取材の合間で訪れたオフィシャルグッズショップでの面食らうような猥雑な光景とは――。
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取材9日目となった27日は、バドミントンの取材に行きました。今回は、今までの取材日記の中でも特別にくだらない話なので、前半は競技の模様をお伝えします。デーゲームで行われた男子シングルスの準決勝は、西本拳太選手(トナミ運輸)が地元インドネシアのジョナタン・クリスティー選手と対戦。第2ゲームを取り返してファイナルゲームまで粘りましたが、大声援を受ける相手に競り負けてしまいました。西本選手は、同種目のエースで世界選手権を制した桃田賢斗選手(NTT東日本)と同い年。負けまいと成績を伸ばしている選手で、今後も注目です。
隣のコートで少し遅れて始まった女子シングルスの準決勝は、山口茜選手(再春館製薬所)が長身のP.V.シンドゥ選手(インド)と対戦。こちらもファイナルゲームまでもつれ込みましたが、最後は引き離されてしまいました。優勝した団体戦では自身で勝ち星を挙げられず、目に涙をたたえながら悔しさをこらえていましたが、個人戦では銅メダルを獲得しました(3位決定戦は行われない)。
ナイトゲームの女子ダブルス決勝も高橋礼華、松友美佐紀選手(日本ユニシス)が中国のペアに敗れて銀メダル。残念ながら、個人種目では金メダルは取れませんでした。今のバドミントン日本代表は、世界一を求められるレベルなので、選手たちは悔しそうでしたが、女子ダブルスは優勝した中国のペアが世界4位、銀メダルの高橋、松友選手が世界2位。銅メダルの福島由紀、廣田彩花選手(岐阜トリッキーパンダース)が世界1位で、同じく銅メダルのインドネシアペアが世界3位。とてつもなくハイレベルな争いだったことが分かります。「アジア大会」の名前だけで、規模の感覚を小さく捉えずに関心を持ってほしいところです。