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高校時代は「こんなに走るのかと」 名門出身の浦和ユース監督、指導者として感じる部活との違い

萩村滋則監督(右から2番目)をはじめ、浦和ユースを指導する平川忠亮氏(右)、阿部勇樹氏(左)らのコーチ陣【写真:河野正】
萩村滋則監督(右から2番目)をはじめ、浦和ユースを指導する平川忠亮氏(右)、阿部勇樹氏(左)らのコーチ陣【写真:河野正】

心の中にあるヴェルディ時代の強烈な思い出

 ただ19年の3位を除くと戦績は芳しくない。新型コロナウイルス感染拡大により不規則開催となった21年は最下位に沈み、6年ぶり2度目の降格。1年での復帰を目指した昨季は7勝2分9敗の6位と振るわず、初優勝した昌平高との勝ち点差は18もあった。

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 今季は主力の関谷輝と阿部水帆の両MFが、開幕前に膝の靭帯を断裂し長期離脱中。ルヴァンカップの湘南ベルマーレ戦(4月19日)で17歳4か月14日という、Jリーグ公式戦のクラブ史上最年少得点を決めたMF早川隼平はトップチームに帯同し、第3節以降は出場していない。それでも首位鹿島アントラーズユースと勝ち点1差の2位は立派だ。

 9月2日再開の後半戦に向け、DF植竹優太とともにリーグ最少失点の堅陣を支える青柳は、「キャプテンとしてリーダーシップを取り、チームを引っ張りたい」と意欲を示す。

 萩村監督はヴェルディ時代の強烈な思い出について、「(スタッフの)ラモス(瑠偉)さんや都並(敏史)さんは、ジュニアとのミニゲームでも本気でスライディングし、本気でプレーしていました。勝負へのこだわりは凄まじかった」と懐かしみながら、がむしゃらに戦う姿勢と闘争心をチームに求めた。

(河野 正 / Tadashi Kawano)

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