【パンパシ水泳】大橋悠依「何でこんなに注目されるの?」 自然体の新ヒロインが変化を追った1年間
日本競泳界に現れたニューヒロインが「予感」を「確信」に変える夏にする。4月の日本選手権。大橋は400メートル個人メドレーで日本新記録を叩き出した。まだ代表2年目の22歳にとっては自信を掴む大会になったという。

「あと1日!パンパシ水泳カウントダウン連載」―「予感」を「確信」に変える夏に
9日に開幕するパンパシ水泳(4日間・東京、テレビ朝日系列で中継)の注目選手22人を毎日紹介する「THE ANSWER」の「パンパシ水泳カウントダウン連載」。開幕まであと1日の第21回は女子個人メドレーの大橋悠依(イトマン東進)だ。1年前の世界水泳で銀メダルを獲得し、鮮烈なインパクトを与えた22歳は恩師にサプライズを与える活躍を目指す。
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日本競泳界に現れたニューヒロインが「予感」を「確信」に変える夏にする。4月の日本選手権。大橋は400メートル個人メドレーで日本新記録を叩き出した。まだ代表2年目の22歳にとっては自信を掴む大会になったという。
「最終日に長い種目で、しかもメインで凄く憂鬱で葛藤もあったけど、いい意味で気持ちが吹っ切れて臨めたので出た日本新だと思います。去年の世界選手権で400メートル個人メドレーが最終日で失敗したからこそ、成功させたいなと思って挑めた。大会を通してレース数も多かったと思うけど、割と予選、準決勝、決勝と上手に泳いでいけたかなと思います」
昨年の活躍は鮮烈だった。夏の世界水泳。世界の強豪を相手に真っ向勝負を挑み、200メートル個人メドレーで自己ベストを2秒以上も短縮する2分7秒91の日本新記録を叩き出し、銀メダルを獲得。一躍、東京五輪の星と騒がれた。ただ、高校時代は無名の存在。たった1年間で立ち位置はガラリと変化した。それを追いかけるように過ごした日々だった。
「去年1年間が自分が想像していた以上に活躍できた年だったので、それに追いつかないといけない自分がいて。そういうのはずっと思っていてインタビューを受ける時もそうですし、発する言葉も考えていかなきゃいけないなと。ただ、凄く必死に練習して頑張って試合で上手に出した結果なので『何でこんなに注目されるんだろう?』というのが先にあって、びっくりです」
突然ではなく地道な努力で出した結果という自負がある。それを導いたのが、東洋大時代から指導を受ける平井伯昌コーチだ。大学2年までは貧血に悩まされ、記録が伸びなくとも見捨てずに育ててくれた。そして、今年も日本記録を更新するなど、去年の活躍をフロックに終わらせず、二人三脚で成長を続けてきた。
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