日本でも当たり前だった子どもの遊び方 ピックアップ・ゲームの魅力を大人はどう支えるか
PALの野球チーム担当者に聞く
この団体で、ピックアップ・ゲーム形式の野球チームをとりまとめている担当者のヘザー・ロブさんに話を聞いた。
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――活動形態は?
「今のところ、4チームに分けて、4チームでゲームをしています。練習が週に1回、試合が週に1回です。1チームに12ぐらいですね。8歳から14歳まで参加できます。4歳から7歳まではティーボール(ティーの上にボールを置いて打つ)をやっています。参加費は無料です」
――ピックアップ・ゲーム形式と聞いているが、飛び入り参加もできるのか?
「保護者が免責同意書にサインをしなければいけませんが、運動できる靴さえ履いていれば、参加できます。我々がユニホームや必要な用具は提供しますから」
――地元紙に「草の根のチームであり、反トラベルチーム」と話されていたが、その真意は?
「野球が近所にあれば、通りを渡って公園に来るだけでいいのです。トラベルのための費用を払う必要はありません」
参加が無料で、ユニホームや道具類が提供されるのは、米大リーグ、ブルージェイズのボー・ビシェットが支援しているからだ。金額は明らかになっていないが、ロブさんは、活動費用の全てをビシェッテからの寄付で賄っている。