被災地・宮古の子供たちも充実の表情 元陸上五輪代表が指導した成果とは
子供たちも充実の表情、「タイムを縮めることができました」
今回のプログラムで「タイムを1秒でも縮める」ことを目標に掲げていた田中結音さん(小学5年)は、「初めてスマートフォンで動画のやり取りをしてみて、自分で気づいていなかったことや、合っていると思っていたことが違うのだと気づくことができて、0.1秒でもタイムを縮めることができました。これからも目標に向かってがんばりたいです」と笑顔で振り返った。
藤村昂樹君(小学6年)も「伊藤先生にたくさんのことを教えてもらって、すごく充実した練習ができました。これからも足が速くなるように、諦めずに集中して練習をしていきたいと思います」と収穫を口にし、4月から進学する中学校でも目標に向かって努力することを誓っていた。
公益財団法人東日本大震災復興支援財団は、「東北『夢』応援プログラム」を通じて、子供たちが目標達成のために主体的に行動できる力を育むことで、今後の東北を担う人材の育成を目指すとしている。宮古市の子供たちは伊藤さんによる指導の中で、成長への手応えを感じたようだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer