被災地・宮古の子供たちも充実の表情 元陸上五輪代表が指導した成果とは
今後は走るフォームを動画でチェック、さらに速く走るコツを伝授
この日のイベントの冒頭では「これまでは走る練習というより、まずは速く走るための準備をスマートコーチを使ってやってきました。それぞれ課題をもって一生懸命チャレンジしている姿がとても良かったです。今日はその練習の成果を発表してもらいますので、一生懸命がんばって下さい」と挨拶。その後、速く走る上で“非常に重要”だというケンケンやバウンディング、スキップを中心に練習を実施した。約半年前に子供たちが掲げた目標の達成度と成果も同時にチェックし、各々に改善ポイントやアドバイスを熱心に送った。
また、「今後練習していく中で、タイムを縮めていくための指標にしてほしい」と、50メートル走のタイムを測定し、動画でも撮影。今後、フォームをチェックし、速く走るためのポイントをスマートコーチを通じてアドバイスしていくという。
最後は、伊藤さんが子供たち全員を捕まえる鬼ごっこやリレーなどを行い、約2時間に及ぶクリニックと成果発表が終了となった。修了証授与式も行い、伊藤さんから以下のようなメッセージが送られた。
「短い期間でしたが、スマートコーチを使って、3種目(ケンケン、バウンディング、スキップ)やってきました。この3種目は速く走るための土台のところです。地面から跳ね返っていく、弾んでいくという感覚を忘れないで、これからも継続していってほしいと思います。
そして、みんなが掲げた夢や目標は、掲げただけでは達成することはできません。1日1日の練習の積み重ねで、一気にではなく少しずつ近付いていくものです。そういったところも意識してこれからも取り組んで下さい」