被災地・宮古の子供たちも充実の表情 元陸上五輪代表が指導した成果とは
公益財団法人東日本大震災復興支援財団は東北の子供たちを対象に、アスリートやプロコーチらが約1年間スポーツ指導の受講機会を提供する「東北『夢』応援プログラム」を立ち上げて支援している。
岩手県・宮古市で行われている陸上指導プログラム
公益財団法人東日本大震災復興支援財団は東北の子供たちを対象に、アスリートやプロコーチらが約1年間スポーツ指導の受講機会を提供する「東北『夢』応援プログラム」を立ち上げて支援している。
岩手県宮古市で行っている陸上指導プログラムもその一つ。2004年アテネ五輪日本代表として男子1600メートルリレーに出場した伊藤友広さんも、子供たちが陸上を通じて夢や目標に向かっていくプロセスを学び、将来の東北を担う人材として育つことを期待し、このプロジェクトに参加している。
伊藤さんは高校時代に国体(少年の部)400メートルで優勝するなど輝かしい成績を残し、法政大学進学後の4年時にアテネ五輪に1600メートルリレーメンバーとして出場。過去最高となる4位入賞に大きく貢献した。東日本大震災から6年が経過した今月18日には、ここ半年の間、指導してきた小学生らとの成果発表と、夢宣言イベントを開催した。
ここまで「スマートコーチ」という指導システムを活用してきた伊藤さん。遠く離れた地からでもスマートフォン上で動画をやり取りすることで子供たちの成長をサポートできる画期的なツールで、徐々に上達する姿を見守り続けてきた。