熊谷紗希、子供たちに伝えた「誰にも負けない練習」をするより大切なこと
毎日の練習の大切さを強調「でも一番大切なのはサッカーを楽しむこと」
「チャレンジ&カバー」の練習を行った高学年クラスでは、2対2や3対2など練習を通じて、「声」の重要性を指導。最初は全く声が出せなかった選手たちも、「右切れ」「もう少し寄せろ」「ナイス!」とコート中に響く熊谷の大きな声に引っ張られて、少しずつ声を出すことができるように。
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最後に行われたゲームは、練習の成果が発揮され、激しいディフェンスと大きな声が飛び交う白熱した展開となった。伊志嶺真佳(まなか)さん(小6)は「大きな声を出すことはまだまだ難しい。これからは自信を持って、大きな声を出してプレーしたい」と世界の舞台で戦う熊谷から大きな刺激を受けていた。
最後は質問コーナー。「どうしたら90分走ることができますか」という質問に対し、「普段から走る練習を誰にも負けないくらいたくさんすることで、90分走り切るができるようになります」と毎日の練習の大切さを強調。「でも一番大切なのはサッカーを楽しむこと。また成長した姿で会えるよう、私も頑張ります」と未来のなでしこにエールを送り、イベントを締めくくった。
(山田 智子 / Tomoko Yamada)