「技術」より「メンタル&体力」優先? 韓国ゴルフ界に見る強化方針とは
ゴルフはメンタルスポーツとよく言われる。それだけに韓国でも、メンタルを鍛えるトレーニングが重要視されている。韓国の“国家代表”選手たちも、毎冬に行われる冬季合宿で「メンタルと体力を鍛えたい」と考えているという。
「メンタル&体力」強化を重視する韓国ゴルフ“国家代表”
ゴルフはメンタルスポーツとよく言われる。実際、ミスを引きずってしまってそのあと一気にスコアを落としたり、調子の悪い選手のプレーにつられてスコアを伸ばせなかったり、プレーの遅い選手にリズムを狂わされてしまう人も多い。
実際にトーナメントでもそのような場面がよく見られる。今年行われた富士通レディースは、それが顕著に表れた試合だった。最終日に首位タイでスタートした笠りつ子が最終18番でトリプルボギーをたたき、3位からスタートした松森彩夏が最終日にスコアを伸ばして逆転優勝した。それくらい、ゴルフは平常心でいられなければ、ミスをともなうスポーツなのだ。
それだけに韓国でも、メンタルを鍛えるトレーニングが重要視されている。韓国の“国家代表”選手たちも、毎冬に行われる冬季合宿で「メンタルと体力を鍛えたい」と考えているという。
2012年の『月刊ゴルフダイジェスト・コリア』に掲載された冬季合宿の目標について語る大韓ゴルフ協会のキム・ドンウク副会長のコメントにその答えが見えてくる。