[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

41歳遠藤保仁の健在ぶり示したFK弾 闘莉王が「普通の選手にできない」と称賛した理由

サッカー界で最も熱い男が選んだ、漢を感じる熱いプレーとは。 ジュビロ磐田に所属する元日本代表MF遠藤保仁が8月14日のJ2リーグ第25節東京ヴェルディ戦で、芸術的な直接FKでゴールを決めた。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、スポーツチャンネル「DAZN」のパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」との企画で、8月のJリーグ「月間最熱モーメント」に名手の直接FK弾を選出。「THE ANSWER」のインタビューで、キッカー遠藤の非凡さについて語っている。(取材・文=THE ANSWER編集部)

ジュビロ磐田のMF遠藤保仁が8月14日の東京ヴェルディ戦で、芸術的な直接FKでゴールを決めた【写真:Getty Images】
ジュビロ磐田のMF遠藤保仁が8月14日の東京ヴェルディ戦で、芸術的な直接FKでゴールを決めた【写真:Getty Images】

【DAZN月間表彰】闘将を熱くさせたワンプレーを選出、8月はキッカー遠藤保仁が放ったFKを絶賛

 サッカー界で最も熱い男が選んだ、漢を感じる熱いプレーとは。

 ジュビロ磐田に所属する元日本代表MF遠藤保仁が8月14日のJ2リーグ第25節東京ヴェルディ戦で、芸術的な直接FKでゴールを決めた。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、スポーツチャンネル「DAZN」のパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」との企画で、8月のJリーグ「月間最熱モーメント」に名手の直接FK弾を選出。「THE ANSWER」のインタビューで、キッカー遠藤の非凡さについて語っている。(取材・文=THE ANSWER編集部)

 ◇ ◇ ◇

「試合展開はビハインドで、あのFKの場面を迎えた。ここぞという場面で、あの集中力、コース、キックの質、すべてを出せるのがヤットさん(遠藤保仁)の凄さ。持っている男でなければ、できないゴール。あのプレーを見ると、自然と熱くなれました」

 闘莉王氏が高く評価したプレーはJ2リーグ第25節の東京ヴェルディとの一戦。ジュビロ磐田が1点を追いかける前半22分に生まれた。相手ゴールまで約20メートルの距離で迎えた直接FKのチャンスで、キッカーは遠藤。右足で描いた放物線はゴール右上隅に突き刺さった。

 東京Vの8選手が並んだ壁を無力化する芸術弾。これで同点とした磐田は勢いに乗り、2-1で逆転勝利を手にしていた。

「コース、スピードが完璧。どれだけGKが跳んでも止められない。壁に入った選手も全力でジャンプしている。ゴールまでの距離が近いので、少しでも力を入れすぎると枠を捉えきれない。逆に弱いと壁を越えることができない。難易度は相当なものだった。あそこで、ボールを落とす技術。隅に決めるのは普通の選手ではできないところ。レジェンド中のレジェンドのFKだと思います」

 日本代表でもチームメートだった司令塔の円熟の技を闘莉王氏は手放しで絶賛した。41歳のマエストロは名門・磐田の司令塔として、J1復帰に導くための奮闘を続けている。

「ひと蹴りで試合を決めてしまうのがヤットさん。年齢は関係ない。あの一瞬で勝ち点3を取れるような流れを作ってしまうのは、さすがとしか言いようがない」

 名手健在を印象付けた芸術弾に、闘莉王氏は賛辞を惜しまなかった。

■田中マルクス闘莉王

 1981年4月24日生まれ、ブラジル出身。渋谷教育学園幕張高を卒業後、2001年にJ1広島でプロデビュー。06年に浦和のリーグ初優勝に貢献し、同年のJリーグMVPに輝く。07年にACL優勝、名古屋移籍後の10年に自身2度目のJ1制覇。03年の日本国籍取得後は日本代表としても活躍し、04年アテネ五輪、10年南アフリカW杯に出場。日本代表43試合8得点の成績を残した。19年12月にJ2京都で現役引退。現在はブラジルで実業家として活動する傍ら、公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」も話題に。

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集