東京五輪で誰が輝くのか 張本、美宇、美誠…「黄金世代」それぞれの現在地
注目混合ダブルスは「はりみう」ペアで参戦?
さらに、今年の全日本で注目が集まったのは、東京五輪で新しく正式種目となる混合ダブルスだった。特に目を引いたのが、16年世界ジュニア選手権以来のペア結成となった平野、張本組の“強力ペア”だが、今回、全日本チャンピオンになったのは伊藤、森薗組という、こちらもまた東京五輪を見据えたコンビだけに、果たしてどんなカップルが結成されて金メダルを目指すのか、興味深い種目になりそうだ。
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まだ誰と誰が組んで五輪に出場するかは確定できないが、いずれにしても、男女ともシングルスでもメダルを目指す実力者がペアを組むことが予想されるだけに、混合ダブルスでの活躍も期待できるだろう。
現時点では、国際卓球連盟(ITTF)の五輪代表選考法は未定となっているため、出場資格についても発表されていない。それでも、国際オリンピック委員会(IOC)では参加人数の増加を制限している方針があるため、おそらく混合ダブルス枠を新たに設けることはせず、従来の個人戦2人、団体戦要員1人の男女各3人から混合ダブルス代表を結成する可能性が高いだろう。
それでみると、シングルスでの五輪代表入りを目指す有望選手である平野と張本が組んで「はりみう」ペアでメダルを争う姿も見られるかもしれない。
(辛 仁夏 / Synn Yinha)