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守備、パス、基礎、心構え…元バスケット日本代表が語る成長のポイントとは

元バスケットボール日本代表で、トヨタ自動車アルバルクなどで活躍した渡邉拓馬氏が育成年代で身に着けるべき重要なポイントについて語った。

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渡邉拓馬氏が語った成長のポイント

 元バスケットボール日本代表で、トヨタ自動車アルバルクなどで活躍した渡邉拓馬氏が育成年代で身に着けるべき重要なポイントについて語った。

 同氏は高校、大学とトッププレーヤーとして活躍し、トヨタ自動車ではJBLリーグの新人王を獲得。以降、日本代表としても活躍するなど、日本のバスケットボール界を牽引する存在として長らく輝きを放った。今年は出身地である福島で東北の子供たちを支援する活動にも参加。先月、福島市の蓬莱東小学校で開催された「東北『夢』応援プログラム」に出席し、自身の出身チームでもある「蓬莱ミニバスケットボールスポーツ少年団」の小学生35人を直接指導した。

 同プログラムは1年を通じて行っていく長期的なもので、渡邉氏が参加者それぞれに課題を提示。子供たちは現地コーチ協力のもと、その課題に取り組んでいる動画を撮影し、成果を渡邉氏にチェックしてもらうというもの。添削された動画や音声でアドバイスを送ることでレベルアップを図っていく試みで、1年後に成果の発表会が実施される。

「僕は小学校時代に、基礎練習をたくさんやってきて、そのお陰でプロの世界で活躍できたと思っているので、基礎的なことをしっかりと伝えていきたい」

 プロジェクトの初日に子供たちにそう語った渡邉氏。自身、小学校の卒業文集に「プロバスケットボール選手になって日本代表になる」と書き、目標に到達した成功体験から、「夢を実現できたのは、今まで多くの指導者や仲間と出会って、指導者やコーチの言っていることを素直に実践しようと思ったこと、あとは自分自身で色々と考えて練習に取り組んでいました」と振り返り、「自分はあまりスピードがないし、高く飛べないと思っていたので、そのウィークポイントを受け入れ、どうやったら多くの点数を取ることができるか、などを子供なりに一生懸命考えて普段の練習に取り組んできました。その積み重ねがあったからだと思っています」と成長の要因を明かした。

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