東京五輪候補スケートボーダー2人が設計 「THE PARK SAMUKAWA」がヤバイ理由
東京五輪へあくまで自然体の2人「出られるなら出てみたい」
実際に「THE PARK SAMUKAWA」に出来上がったパークで滑った瀬尻、白井、池の3人が揃って言うのが、「技を練習するにはもってこいの場所」ということだ。
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瀬尻「出来上がるまでどんなパークになるか知らなかったんですけど、すごく練習しやすいパーク。コンクリートの面がすごくいいから滑っていて気持ちいいし、レールの角度とかも新しい技を挑戦するのにちょうどいい感じです」
池「セクションの大きさがちょうどよくて、怪我しにくい大きさ。新しい技とか怖がらずに練習できますね」
白井「すごく練習しやすいので、オリンピックで勝てちゃいそうですね(笑)。こんなパークがあれば毎日練習できるし、やる気が出てきました」
コロナ禍のため東京五輪は2021年まで開催が延期された。延期決定を受け、白井は4月に負傷していた左膝を手術。10月から本格復帰し、コンディションを上げているところだ。白井も池も、東京五輪出場の有力候補と目されているが、あくまでも「出られるなら出てみたい」という自然体を保つ。
白井「出られるんだったら出てみたいですね。かっこいいし、記念になるし(笑)」
池「僕も出られるなら出たいって感じで。皆さん、応援して下さる声に応えられるようにTHe PARKで練習しようと思います」
白井「本当に皆さん、たくさん応援して協力してくれるので頑張ろうと思います」
池「オリンピックは多分、スケボーが日本で認知されるチャンスですよね」
白井「でも、スケボーって大会だけじゃなくて、自分の色が出るビデオパートを作る楽しさもあるんですよ。世界中からすごいビデオパートがいっぱい出てきて、ホント嫌になるくらい(笑)。こんな技、俺、練習してできるようになるのかなって。でも、それでモチベーションがすごく上がるし」
池「もしオリンピックに出たら、それをきっかけに自分のスタイルとかスケートをちゃんと見てもらえるように滑りたいと思います」
パーク設計という貴重な体験を経た白井と池。自分たちがプロデュースした最高のパークで技を磨き、それぞれが唯一無二のスケーターへと成長を続ける。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)