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東京五輪候補スケートボーダー2人が設計 「THE PARK SAMUKAWA」がヤバイ理由

THE PARK SAMUKAWAの外観と内観【写真:荒川祐史】
THE PARK SAMUKAWAの外観と内観【写真:荒川祐史】

設計のこだわりは…「まずは『コンクリートにしてください!』って言いました」

 今年4月22日から5日間の日程で開催予定だった「ARK LEAGUE 2020」は「SKATE ARK」だけに特化し、国際運営組織「WORLD SKATE」が認定する五輪予選大会となるはずだった。だが、コロナ禍により開催は中止。この時、東京五輪のスケートパーク設計を手掛けた会社から購入したパーク設計図を参考にしながら、白井と池による設計プロデュースが行われた。

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 無駄な時間を省くため、白井と池、内野らパーク設計に関わるメンバーが一堂に会し、1日集中してアイディアを出しあった。

白井「考える時間は一瞬しかなかったですよ(笑)。でも、『どんなパークがいい?』って言われて、まずは『コンクリートにしてください!』って言いました」

内野「世界大会は全部コンクリート製のパークなんです。だから『やっぱり?』って感じでしたね」

白井「アメリカだとパークは全部コンクリートですね。それに比べて日本は、特に室内パークは木製が多くてコンクリートが本当にないんですよ」

瀬尻「コンクリートと木ではボードの弾き方が違うので、技の出し方にも影響があるんですよ。スケボーって飛んでレールにボードを掛けたりするんですけど、飛ぶ瞬間にレールに掛けるボードの位置とか高さが決まる。だから、飛ぶ瞬間の感覚ってすごく大事で。もちろん木のいいコースもあるんですけど、時間が経つと劣化して柔らかくなっちゃって、飛ぼうとボードを弾いた時に上がってくる感触がワンテンポ遅れることがある。コンクリートだと、そういうことは一切ないのでやりやすいですね」

池「技は全然やりやすくなりますね。屋外のコンクリートパークだと、雨にさらされて表面がボコボコになるんですよ。でも、室内だったら、ずっときれいなままだと思うんでいいですね」

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