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【今、伝えたいこと】「いつでも本番を迎えられる準備を」 荻原健司が五輪アスリートに求める“覚悟”

運動不足になりがちな人へ向けてラジオ体操をオンライン配信、荻原氏は50歳の今でも精力的に活動している【写真:Getty Images】
運動不足になりがちな人へ向けてラジオ体操をオンライン配信、荻原氏は50歳の今でも精力的に活動している【写真:Getty Images】

「一日を元気にスタートさせるために」オンラインラジオ体操をSNSで配信

 一部の地域を除き緊急事態宣言が解除されるなど、苦境に耐え続けてきた中に光が差してきた。それでもすぐに以前のような日常が戻ってくるとは限らない。荻原さんは、自宅生活が続き運動不足になりがちな親子へ向けて、あるチャレンジをスタートさせた。

「ご自宅にいると、どうしても運動不足になってしまう。子どもたちもまだ学校がないので、規則正しい生活が崩れがちです。そんな中でみんなで朝、ラジオ体操をオンラインでやるのはどうかなと思って、今はフェイスブックを使って発信しています。一日の元気な朝を迎えるためにラジオ体操はおすすめです。まずは決まった時間に朝起きるところから、“おはようございます”と元気に挨拶することから1日をスタートできます。

 日本では昔から夏休みの早朝、公園に集まってラジオ体操するような文化がありますよね。今年はそういったこともできなくなるかもしれません。そんな時に何かできないかと思ったのがきっかけです。最近は子どもだけでなく、大人も家の中に長くいることでイライラをため込んでしまうというニュースも聞こえてきます。そんなストレスやイライラも朝起きて体を動かすことで解消されます。荻原健司がラジオ体操をやっている、面白そうだから一度やってみようか。そんな人が1人でも興味をもってくれればと思います」

 スポーツの持つ力を信じる荻原さん。50歳にしてなお精力的に、その魅力を発信し続けていく。

■荻原 健司(おぎわら・けんじ)

 1969年12月20日、群馬県出身。群馬・長野原高から早大へ進学。ジャンプで大差をつけ、クロスカントリーで逃げ切るスタイルを確立。五輪では団体2連覇に貢献。W杯では、日本スキー界初の年間総合優勝に輝き、1992年シーズンから3連覇達成。引退後、参議院議員選挙全国比例代表区で当選。スポーツ政策を柱に精力的に活動し、1期務めた。2010年に自身が在籍した北野建設に復帰し、スキー部GMとして五輪メダリストを輩出。19年からはジュニア世代の育成に軸足を移し、次代の五輪メダリスト輩出を目指している。双子の弟・次晴さんも複合の元選手で1998年長野五輪では団体チームメート。

■荻原健司と元気にラジオ体操クラブ
https://twinsogiwara.thebase.in/items/28719368
ほぼ毎朝6:25から6:45まで荻原健司がライブ配信!

(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)

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