「中途半端なら止めちまえ」 トライアスロン東京五輪候補・佐藤優香に刺さった父の言葉
東京五輪代表候補として注目される女子トライアスロンの佐藤優香。五輪初出場となったリオデジャネイロ大会では日本人最高15位を記録した期待の星は今、2大会連続出場を目指し、奮闘中だ。2015年にはワールドカップ初制覇、2014年と17年には日本トライアスロン選手権を制したトップ選手だが、実は中学3年生の時、ある人物の一言がなければ、トライアスロンを極める道には進んでいなかったという。その人物とは――。
競技から気持ちが離れかけた中学3年生の時、初めて怒った父に「衝撃でした」
東京五輪代表候補として注目される女子トライアスロンの佐藤優香。五輪初出場となったリオデジャネイロ大会では日本人最高15位を記録した期待の星は今、2大会連続出場を目指し、奮闘中だ。2015年にはワールドカップ初制覇、2014年と17年には日本トライアスロン選手権を制したトップ選手だが、実は中学3年生の時、ある人物の一言がなければ、トライアスロンを極める道には進んでいなかったという。その人物とは――。
【特集】「泳いで、漕いで、走って」51.5キロ 過酷な競技に魅せられたワケ / トライアスロン・佐藤優香インタビュー(GROWINGへ)
トライアスロンに出会ったのは9歳の頃。水泳も走りも得意な佐藤に、トライアスロンを勧めたのは母だった。初出場した地元・千葉での大会で、いきなり優勝。その数か月後には全国大会も制してしまったほど。娘に可能性を見出した母が競技にのめり込む一方で、佐藤自身がトライアスロンを楽しいと感じるまでには1年ほどかかったという。
中学では陸上部の一員として走りを磨き、3歳から通っているスイミングスクールで泳いだ。週末になると自転車の練習に出掛ける日々。体を動かすことが「大好きでしたね」と振り返るが、思春期・反抗期真っ盛りの女子中学生。成長する心と体を操りきれずに結果が落ち込み、「挫けそうになったり、止めたいと思ったりしたことはしょっちゅうでした(笑)。結果が悪いと母に怒られてしまうので、それが嫌で頑張っていた感じですね」と明かす。