[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「井上尚弥のようなスターに」 1年で「3冠」“九州の怪物”荒竹一真が8強進出

全国高校総体(インターハイ)のボクシングは31日、宮崎市総合体育館で行われ、ピン級の2回戦では1年生で高校3冠を達成した荒竹一真(2年=鹿児島・鹿屋工)がフルマークの判定で勝利し、準々決勝進出を決めた。

3回戦進出を決めた荒竹一真【写真:角野敬介】
3回戦進出を決めた荒竹一真【写真:角野敬介】

インターハイボクシング、ピン級の大本命・荒竹が準々決勝へ

 全国高校総体(インターハイ)のボクシングは31日、宮崎市総合体育館で行われ、ピン級の2回戦では1年生で高校3冠を達成した荒竹一真(2年=鹿児島・鹿屋工)がフルマークの判定で勝利し、準々決勝進出を決めた。

 ジャッジ5者が「30-27」をつける文句なしのポイント勝ち。しかし4冠目を目指す荒竹は反省しきりだった。

「大振りになって力んでしまった。いけると思ったところで狙いすぎた。明日はしっかりと組み立てていきたい」

 1年生でインターハイ、国体、選抜大会の「3冠」を達成した逸材もやはりまだ16歳。「ボディが当てられたのは良かったけど…」と振り返りつつも、内容はまだまだ途上のようだ。

 元プロボクサーで、ボクシングジムを経営する父・俊也さんのもとで小5から本格的に競技を始めた。小学校時代はサッカーに熱中し、中学では陸上部に所属し駅伝で全国大会出場。テニスでも九州大会に進んだように、何をやらせても運動神経は抜群だ。

 だが全てはボクシングのため。高校からボクシング1本に打ち込み、みるみる素質が花開いた。セコンドとして声をからした俊也さんは「想像以上です。2年生でここまでとは…。地道に練習を積めるのが、彼の才能です」とうなずいた。

 本人の夢は高校のタイトルを総なめにする「8冠」。その先には「オリンピックに出たいし、井上尚弥選手のようなスーパースターになりたい」と思いをはせる。

 軽量級の怪物が「4冠」を手にするまで、あと3つだ。

◇インターハイのボクシングは7月29日から8月3日まで熱戦が繰り広げられる。今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。インターハイ全30競技の熱戦を無料で配信中。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。

(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集