高校No.1の大器、堤麗斗が初戦快勝 次戦は「今大会最大の山場」も「絶対に勝ちます」
3回戦の相手は昨秋に接戦を繰り広げた染谷
「誰であっても負けたくない。めちゃくちゃ負けず嫌いだと思ってます」と苦笑いするが、それは兄であってもそうだ。スパー相手を務めた経験があるWBA&IBF世界バンタム級王者、井上尚弥(大橋)も認める兄・駿斗に対しても「負けたくない気持ちは絶対に負けない」と闘志を燃やす。負けん気の強さが、自らを高める原動力になっている。
そんな堤にとって3回戦は「最大の山場」だと認める。拳を合わせる相手は染谷將敬(3年=駿台学園高)。アジアジュニアで5位の実績を誇り、2年前の選抜大会の覇者。昨年の国体の予選で対戦し、勝利こそしたが接戦だった。
「集中して戦いたい。自分の長所である前の手がポイントになる。そこで差をつけられれば。絶対に勝ちます」とイメージを描いた。兄超えを果たすためにも、立ち止まってはいられない。16歳の天才が早くも難敵に挑む。
◇インターハイのボクシングは7月29日から8月3日まで熱戦が繰り広げられる。今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。インターハイ全30競技の熱戦を無料で配信中。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。
(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)