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高校No.1の大器、堤麗斗が初戦快勝 次戦は「今大会最大の山場」も「絶対に勝ちます」

全国高校総体(インターハイ)のボクシングは30日、宮崎市総合体育館で2回戦が行われ、ライト級では大会最注目の大器、堤麗斗(2年=千葉・習志野)が八木橋光(3年=青森・五所川原工)に5-0の判定勝ち。順当に3回戦に駒を進めた。

3回戦に駒を進めた堤麗斗【写真:角野敬介】
3回戦に駒を進めた堤麗斗【写真:角野敬介】

インターハイボクシング、ライト級2回戦で順当勝ち

 全国高校総体(インターハイ)のボクシングは30日、宮崎市総合体育館で2回戦が行われ、ライト級では大会最注目の大器、堤麗斗(2年=千葉・習志野)が八木橋光(3年=青森・五所川原工)に5-0の判定勝ち。順当に3回戦に駒を進めた。

 まずは堤が貫録を見せつけた。サウスポースタイルから繰り出す、ジャブとフックを的確に当てて2分×3ラウンドの試合はフルマークでの勝利。試合後は「力んでしまって、硬さがあったので。60点…いや50点です」と厳しい自己診断だったが、まずは初戦突破にホッとした表情だった。

 東京五輪の金メダル候補の呼び声高い、兄・駿斗(東洋大)に勝るとも劣らない素質の持ち主だ。兄がなしえなかった1年生でのインターハイ制覇を果たし、その後は秋の国体、今春の選抜大会も制して現在「3冠」。6月にハンガリーで開催された、ジュニア・ユース国際トーナメントでも頂点に立ち、高校生活での目標に兄の「6冠」超えを掲げている。

 勝って当然とみられる中で臨む大会。「プレッシャーに弱いので、どうしても初戦は力んでしまう」と振り返りつつ、「克服するには経験を積むしかないと思っている。もっともっと海外でも経験を積んでいきたい」と冷静に先を見据える。

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