左膝負傷中の指揮官が激走も、転倒で怪我悪化!? “悲劇”に苦笑い「逆戻りかも…」
全国高校総体(インターハイ)サッカー女子準々決勝は29日、帝京大可児(岐阜)と聖和学園(宮城)の一戦でまさかの“珍事”が起きた。前半25分過ぎだ。帝京大可児のGK田北真彩(3年)が相手選手と接触し、プレーが一時的に中断。選手自身が頭部を押さえて倒れていたため、主審は帝京大可児ベンチの関係者がピッチ内に入ることを認め、さらにピッチ脇には担架も準備された。
インターハイ女子準々決勝、帝京大可児の高橋監督に悲劇
全国高校総体(インターハイ)女子サッカー準々決勝は29日、帝京大可児(岐阜)と聖和学園(宮城)の一戦でまさかの“珍事”が起きた。
前半25分過ぎだ。帝京大可児のGK田北真彩(3年)が相手選手と接触し、プレーが一時的に中断。選手自身が頭部を押さえて倒れていたため、主審は帝京大可児ベンチの関係者がピッチ内に入ることを認め、さらにピッチ脇には担架も準備された。
その様子を見ていた高橋悦郎監督は決死の形相でタッチラインをまたぎ、田北のもとへスプリントを開始。しかし次の瞬間、バランスを崩して激しく転倒してしまった。田北は大きなアクシデントなく立ち上がってプレーを再開しようとしていたが、今度は高橋監督がうずくまって動けなくなった。
左膝にはプロテクターが施されていた。昨年の10月、指導中に左膝前十字靭帯を負傷したからだ。当時は近々に公式戦が控えていたため手術のタイミングを遅らせ、受傷の約2か月後に手術を行い、全治8か月の診断を受けた。患部は現在も完治しておらず、「これで逆戻りしてしまったかもしれませんね」と笑った。