【競泳】豊川、“1年前の涙”からメドレーリレー雪辱V 今井月「去年の負けは私のせいと…」
全国高校総体(インターハイ)の競泳(日本ガイシアリーナ)最終日は20日、女子400メートルメドレーリレー決勝で豊川(愛知)が4分06秒52で優勝を飾った。
インターハイ最終日女子400mメドレーリレー、昨年2位の悔しさを晴らす優勝
全国高校総体(インターハイ)の競泳(日本ガイシアリーナ)最終日は20日、女子400メートルメドレーリレー決勝で豊川(愛知)が4分06秒52で優勝を飾った。
豊川が4人の総力を結集させ、悲願のメドレーリレーVを達成した。第1泳の背泳ぎ・伊与田萌々(3年)が3番手でエースの平泳ぎ・今井月(3年)につなぐ。力強い泳ぎであっという間に先頭に立つと、2位に3秒以上のリードをつけた。バタフライの関根澪央(2年)、自由形のアンカー今井美祈(3年)がそのままリードを守り、ライバルの日大藤沢(神奈川)を0秒5差で振り切った。
昨年は春日部共栄(埼玉)に0秒15差で2位。レース後、悔し泣きした。総合力が問われる種目で、チームとしても目標にしてきた優勝。伊与田は「必死に(日大藤沢に)ついていこうと思った」、関根は「私が3人の頑張りをムダにするわけにはいかなかった」と振り返り、アンカーを務めた今井美は「本当にうれしい。絶対に勝たないといけないと思っていた」と歓喜に酔いしれた。
殊勲の働きを見せたエースの今井月は「去年の負けは私のせいと思っていた。この種目には特別な気持ちがあった。豊川のみんなと一緒に戦うことができて幸せ。3年間を最後にいい形で締めくくれて良かった」と1年前に涙を流した種目で笑顔を咲かせた。
(THE ANSWER編集部)