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【バスケ】中部大第一、「おんぶにだっこ」を破れ エース不在で見える「計り知れない力」

全国高校総体(インターハイ)のバスケットボール男子の2回戦が3日、愛知・一宮市総合体育館などで開催された。1回戦でともに100点ゲームを演じた正智深谷(埼玉)と中部大第一(愛知)が激突した2回戦屈指の好カードは、インサイドを制圧した中部大第一が2戦連続となる100ゲームで大勝を収めた。

中部大第一が2戦連続となる100点ゲームで大勝を収めた【写真:山田智子】
中部大第一が2戦連続となる100点ゲームで大勝を収めた【写真:山田智子】

インターハイ男子バスケ2回戦、2戦連続100点ゲームで大勝

 全国高校総体(インターハイ)のバスケットボール男子の2回戦が3日、愛知・一宮市総合体育館などで開催された。1回戦でともに100点ゲームを演じた正智深谷(埼玉)と中部大第一(愛知)が激突した2回戦屈指の好カードは、インサイドを制圧した中部大第一が2戦連続となる100点ゲームで大勝を収めた。

「出だしはいつも悪いので」と中部大第一の矢澤樹(3年)が語ったように、序盤は正智深谷が勝山大輝(3年)の3Pシュートや石橋柊(3年)のドライブで先手を取る。しかし、第1Pの残り4分にバトゥマニ・クリバリ(2年)がコートに入ると、流れは一変。身長205センチのセンターがインサイドの制空権を支配し、リバウンド、ダンクと10連続得点。中部第一が24-21と逆転して第1Pを終える。

 第2Pもクリバリが攻守に渡り存在感を発揮。守備ではブロックショットで正智深谷の得点を阻止すれば、リバウンドを制して、中部第一らしい「ディフェンスからのブレイク」をお膳立て。中部大第一が正智深谷を突き放す。

 15点リードして迎えた後半、中部大第一の攻撃は加速する。ワンタッチの速いパス回しで相手を揺さぶり、最後はゴール下のバクリバリやブバカー・ンディアイエが得点。矢澤、井戸光邦らがリングに積極的にアタックし、外れてもゴール下でクリバリやンディアイエがセカンドチャンスを決める。

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山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

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