【ホッケー】岐阜各務野、地元Vへあと2勝 日焼け顔で決意「暑さに負けない走力にも自信がある」
「11人がみんなで守ってみんなで攻める組織力が各務野ホッケー」
河合、五島希、水野のFW陣が「得意とする右攻撃で、三角形で細かくパスを繋いだり、右が詰まったら素早く左に展開する色々なバリエーション」(河合)で相手を翻弄。第3Qに2点、第4Qに1点を追加し、最終スコア6-0で快勝した。
打たれたシュートはわずかに1本。守備でも、高い位置でボールを奪い、大半を相手陣内でプレーをする安定感を見せた。それでも「ゴール前の門番」(長尾恭太監督)の森は満足していない。
「もしかしたらあの1本が入ってしまったこともあったと思うので、まずはシュートを打たせないディフェンスをしなければいけない。明日(31日)はもっと声を掛け合って、シュートを1本でも減らせるようにしたい」
目標とする地元優勝まであと2勝。「コートの中にいる11人がみんなで守ってみんなで攻める組織力が各務野ホッケー。それから、夏に冬のウェアを着て暑い中、走り込みをしてきた、暑さに負けない走力にも自信がある。まずは明日、決勝への切符を手に入れたい」と河合は真っ黒に日焼けした笑顔で力強く語る。
キャプテンの森も「まずは明日、横田高校に勝って、ずっと勝てていない丹生高校の3連覇を阻みたい。地元で補助員などサポートをしてくださっている方たちに優勝で恩返ししたい」と地元Vへ向け、気持ちを引き締めた。
◇インターハイの男子ホッケーは28日から5日間にわたって熱戦が繰り広げられる。今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。インターハイ全30競技の熱戦を無料で配信中。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。
(山田 智子 / Tomoko Yamada)