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【ハンドボール】春の女王・大分、逆転で初戦突破 「視野外」から隙つく試合巧者ぶり発揮

全国高校総体(インターハイ)のハンドボール女子2回戦が28日、三重県内で行われ、第1シードの春のセンバツ女王・大分(大分)が飛騨高山(岐阜)を22-15で下し、初戦を勝利で飾った。

春のセンバツ女王・大分が飛騨高山を下した【写真:山田智子】
春のセンバツ女王・大分が飛騨高山を下した【写真:山田智子】

インターハイ女子ハンドボール2回戦、「初戦で硬かった」も逆転勝ち

 全国高校総体(インターハイ)のハンドボール女子2回戦が28日、三重県内で行われ、第1シードの春のセンバツ女王・大分(大分)が飛騨高山(岐阜)を22-15で下し、初戦を勝利で飾った。

 先制したのは飛騨高山だった。1回戦で帯広三条(北海道)に32-24と大勝して勢いづく飛騨高山は攻守に渡り積極的にプレー。4分に高石沙良(3年)が相手の意表をつくステップシュートで先制すると、その1分後にも政井瑞月(2年)がGKの頭上を抜くループシュートで加点し、幸先の良いスタートを切る。

 一方、「初戦で硬かった」(瀧元泰昭監督)という大分は、立ち上がりボールが手につかずリズムをつかめない。

「まず1点目を取らないといけないというプレッシャーがあった。苦しい時間帯も、みんなでディフェンスからの速攻ができて流れがきた」(高橋唯、2年)

 高橋舞(2年)のジャンプシュートで追いついて落ち着きを取り戻すと、持ち前の堅いディフェンスで相手の武器である速攻を封じて、約10分間無失点に抑える。その間、左腕のエース・高橋唯が連続得点などで点差を広げ、9-6で前半を折り返した。

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山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

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