真夏の4日間8レースを戦った児島柚月 女子200&400mの圧巻2冠「まっすぐ前だけを見て」
陸上の全国高校総体(インターハイ)第4日は6日、徳島の大塚スポーツパーク・ポカリスエットスタジアムで行われ、女子200メートルは児島柚月(西京3年)が24秒32(向かい風1.2メートル)で400メートルとの2冠を達成した。
インターハイ陸上女子200mで優勝、今大会は100、200、400mの3種目出場
陸上の全国高校総体(インターハイ)第4日は6日、徳島の大塚スポーツパーク・ポカリスエットスタジアムで行われ、女子200メートルは児島柚月(西京3年)が24秒32(向かい風1.2メートル)で400メートルとの2冠を達成した。
コーナーを抜けた6レーンの児島は前だけを見ていた。5レーンから100メートル女王の藏重みう(中京大中京3年)、9レーンから同2位の小針陽葉(富士市立1年)という快足スプリンターとの競り合いになったが、400メートル女王は力強く伸びて先頭で駆け抜けた。
「カーブが明けるまでに1番に立っていなくても絶対に巻き返せると思っていた。まっすぐ前を見ることで余計なことも考えない。普段通りの力を出せるように今までやってきた。120~150メートルまでにすーっと伸びて突き放すのが、私の好きな展開でもあるので」
今大会は個人100メートル、200メートル、400メートルにエントリー。100メートルはスタートで出遅れ、準決勝敗退に終わったが、その悔しさを今大会4日間で8本目のレースの200メートル決勝で晴らした。
短距離で無類の強さを発揮する3年生は「自分は100メートルを11秒台で走るスピードと、400メートルを54秒で走る力を持っている。それを最大限に生かせれば、絶対に勝てると思っていた」と胸を張り、笑みをこぼした。
(THE ANSWER編集部)