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初V狙う京都精華と大阪薫英の近畿対決 女子バスケ決勝、注目は“主将”留学生を巡る攻防

大阪薫英で存在感を示すU18日本代表候補の都野七海(左)【写真:平野貴也】
大阪薫英で存在感を示すU18日本代表候補の都野七海(左)【写真:平野貴也】

小柄な大阪薫英、ゴール下を攻略できるか

 対する大阪薫英は、留学生なしの小柄なチーム。準決勝は東海大福岡(福岡)に80-78で競り勝った。スピードで上回った序盤にリードを得たが、相手の長身留学生を止められなくなり、逆転を許す苦しい展開に。それでも留学生を5ファウルの退場に追い込むと、再逆転に成功した。安藤香織ヘッドコーチは「最後は何をすべきかを徹底できた。明日は40分、うちらしくリズム良く走りたい」と試合を振り返った。

 苦しい展開のなかでチームを引っ張ったのは、U18日本代表候補の都野七海(3年)。もう1人のガード熊谷のどか(3年)がファウルトラブルに陥るなか、果敢なドライブを連発。フローターシュートなどで相手のブロックをかわし、30得点を挙げた。都野は「ブロックに来られてもかわすのは練習から意識しているし、怖さはない。明日の相手には留学生がいる。走ってアップテンポなオフェンスを仕掛けたいし、明日もドライブで点を取り続けたい」と決勝への意気込みを語った。

 高さで不利になるゴール下をどう攻略し、どう守るかが鍵になる。ゴール下で留学生とマッチアップする可能性が高い仲江穂果(3年)も、「近畿大会でも(マッチアップを避けて攻撃が)外、外になってしまった。スピードを上げて中で強く行ったり、(味方の)ドライブに最後の最後まで合わせたりして、得点を意識してプレーしたい。向こうは高さがあるのですぐに得点は取られてしまうけど、自分たちはリングに行き続けたい」と、攻撃を頂上決戦の最大のテーマに掲げた。決勝戦は8月1日、高松市総合体育館で午前10時から行われる。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

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