日章学園・阿部が選手宣誓 令和初の大役「令和の時代を作っていくのは私たちです」
第98回全国高校サッカー選手権の開会式が30日、駒沢陸上競技場で行われ、日章学園(宮崎)のDF阿部稜汰(3年)が選手宣誓を務めた。開幕戦は国学院久我山(東京B)と前原(沖縄)が同日、同会場で対戦する。
オープニングゲームでは国学院久我山と前原が激突
第98回全国高校サッカー選手権の開会式が30日、駒沢陸上競技場で行われ、日章学園(宮崎)のDF阿部稜汰(3年)が選手宣誓を務めた。開幕戦は国学院久我山(東京B)と前原(沖縄)が同日、同会場で対戦する。
令和最初の選手権には各都道府県の代表48校(東京は2校)が参加。選手宣誓の大役を務めた阿部は「記念すべき令和最初の選手権大会に出場できる喜びかみしめています」と声を張り上げ、続けて「激動の平成を振り返り、私たちは大好きなサッカーができるこの幸せを決して当たり前のことではないと知っています。新しい令和の時代を作っていくのは私たちです。全身全霊でプレーし、この冬最も熱い大会にすることをここに誓います」と締めくくった。3年連続15度目の出場となった強豪校をまとめ上げる主将。堂々とした姿に、会場からは大きな拍手が送られた。
この後、駒沢陸上競技場では開幕戦1試合が行われ、4年ぶり8度目の出場となる国学院久我山(東京B)と5年ぶり3度目の出場となる前原(沖縄)が対戦する。
31日からは首都圏9会場で熱戦が繰り広げられる。決勝は年明け1月13日、埼玉スタジアム2〇〇2で行われる。
【選手宣誓全文】
私たち代表48校はいま日本全国からのこの憧れの舞台にそろいました。
記念すべき令和最初の選手権大会に出場できる喜びをかみしめています。
ここに至るまでの決して平たんではなかった道のりの中で導いてくださった先生方、支えてくれた家族や友人、いくつもの困難を乗り越え、共に戦い、共に励ましてきた仲間たち、そしていつも応援してくださった地域の方々へ感謝の気持ちを胸に私たちはこの晴れ舞台で全力でプレーします。
まもなくに迫った東京オリンピックに出場される偉大な先輩方の多くが、かつてこの舞台で活躍された、その背中を追いかけ、このピッチを最後まで走り抜けます。
激動の平成を振り返り、私たちは大好きなサッカーができるこの幸せを決して当たり前のことではないと知っています。新しい令和の時代を作っていくのは私たちです。
私たち若者の底力を、情熱を、日本中の皆さんにお見せするべく、正々堂々、全身全霊でプレーし、この冬最も熱い大会にすることをここに誓います。
令和元年12月30日 選手代表 宮崎県 日章学園高等学校 サッカー部 主将 阿部稜汰
(THE ANSWER編集部)