「イッペイ」の壁を越え、東京五輪で金を― 埼玉栄・宮本一平が200平で3連覇
全国高校総体(インターハイ)の水泳が17日に開幕し、競泳の男子200メートル平泳ぎで宮本一平(埼玉栄・3年)が2分10秒77で大会3連覇。偉業を達成した3年生は「残り3年、なんとか頑張って東京五輪で金メダルを狙いたい」と高い目標を明かした。
インターハイ競泳、男子200平で3連覇を達成「感謝の気持ちを込め、泳げた」
全国高校総体(インターハイ)の水泳が17日に開幕し、競泳の男子200メートル平泳ぎで宮本一平(埼玉栄・3年)が2分10秒77で大会3連覇。偉業を達成した3年生は「残り3年、なんとか頑張って東京五輪で金メダルを狙いたい」と高い目標を明かした。
東京五輪を目指す逸材が実力を発揮した。宮本は2分10秒77で泳ぎ切り、大会3連覇を達成。場内インタビューでは「9秒台は出なかったけど、3連覇することができた。支えてくれた家族、コーチ、先生への感謝の気持ちを込め、泳ぐことができた」と振り返った。
故障からとの闘いだった。昨年12月、腰椎分離症と診断された。中学の頃から違和感を感じながら泳いできたが、初めて受けた診察で判明。以来、腰への負担を減らそうと腹筋、体幹を鍛え直し、肉体強化を図ってきた。それだけに「優勝できたことは良かった」と安どの様子だった。
高校3連覇の偉業を達成したが、目標は20年東京五輪。課題も明確だ。4月の全日本選手権、5月のジャパンオープンとも振るわず。「メンタル的に弱い部分があった」という。