福岡大大濠、3年ぶりインターハイV! 明成を1点差で撃破、4度目の夏の日本一
全国高校総体(インターハイ)は2日、男子バスケットボール決勝で福岡大大濠(福岡)が明成(宮城)を61-60で下し、3年ぶり4度目の優勝を果たした。
男子バスケ決勝、明成に61-60で逆転勝ち
全国高校総体(インターハイ)は2日、男子バスケットボール決勝で福岡大大濠(福岡)が明成(宮城)を61-60で下し、3年ぶり4度目の優勝を果たした。
序盤から攻勢に出たのは、明成だった。田中裕也(2年)が鮮やかな3点シュートを連発。第1ピリオドを16-9とリードすると、第2ピリオドもリードを守って前半を36-32で折り返した。
しかし、後半に入ると、福岡大大濠が反撃に出る。お返しといわんばかりに3点シュートなどで加点。残り1分で47-47の同点に追いつき、残り10秒を切ったところで49-47と逆転。この日初めてリードを奪い、最終ピリオドに2点差で突入した。
最終ピリオドも一進一退の攻防。展開が動いたのは、残り1分37秒。1年生・横地聖真が中央に切り込んでファウルをもらい、フリースローを冷静に2本沈めた。貴重な追加点で61-57と4点差とした。最後は1点差に迫られたが、逃げ切った。
福岡大大濠は、U-19日本代表の中田嵩基(2年)、身長200センチのビッグマン井上宗一郎(3年)、リーダーシップのある永野聖汰(3年)らが中心となった。大会前は中田がU-19ワールドカップ(カイロ)の日本代表に選出され、2か月近くベストメンバーを組めなかったが、一戦ごとにたくましさを増して勝ち上がり、準決勝の帝京長岡(新潟)戦は4度の延長戦の末に撃破。苦しみ抜き、たどり着いたファイナルで、3年ぶりの戴冠を成し遂げた。
◇バスケットボール、いよいよ決勝戦 インターハイのバスケットボールは7月28日に男女で幕を開け、8月2日にともに決勝が行われた。なお、今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。全30競技の全試合をライブ配信し、インターネット上で観戦、応援が可能となった。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer