[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

Jユースから“移籍” 青森山田のU-19代表FWが感じた「高校サッカー」という名の魔力

U-19代表FWが感じた初体験の高校サッカー「今までに感じたことのない雰囲気」

 中村は、小学生の頃から柏レイソルの育成組織で育ってきた。小学生のとき、全日本少年サッカー大会で日本一に輝き、歴代最多得点を更新して注目を浴びた。当時は体が大きくて技術だけでなく、身体能力も目立った。丸刈りの風貌で次々にゴールを陥れる様から、当時最強のストライカーと呼ばれたブラジル代表FWになぞらえて「和製ロナウド」と呼ばれた。

 年代別の日本代表もU-16から経験。昨年12月にもU-19日本代表に選ばれていた。当然、今年は柏レイソルU-18のエースとしての活躍するものと思われていた。しかし、中村は青森山田への“移籍”を決断。今春、中村はクラブ内で続けてもトップチーム昇格は難しいのではないかと判断したことを理由に挙げていた。

 理由はさておき、中村がインターハイに出ることになるとは、誰も思っていなかったことだ。初戦は東福岡との強豪対決で、3000人超が来場した。高校サッカーは、クラブユースに比べて歴史が長く、ファンも多い。

 中村は「僕は去年まで(この時期は)クラブユース選手権に出ていて、インターハイは決勝戦をニュースで見るものだった。いざ、自分が立ってみると、こんなにたくさんの人がいた。今日は特別なのかもしれないけど、クラブユースで強豪同士がやっても、こんなに人は来ない。モチベーションが上がるし、チームも勝ちたいし、自分ももっともっと良いプレーをしたいという欲がどんどん出てくる、今までに感じたことのない雰囲気で楽しかった」と、初めてのインターハイの感想を語った。

1 2 3
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集