金蘭会が好発進 全日本・宮部藍梨の妹、1年生・愛芽世が躍動 最高到達点304cm
全国高校総体(インターハイ)の女子バレーボールは29日、予選グループ初戦で昨年準優勝の金蘭会(大阪)が城南(徳島)に2-0のストレート勝ちで決勝トーナメント進出を決めた。
インターハイ予選グループ初戦…昨年準Vの雪辱へ、ストレート勝ち好発進
全国高校総体(インターハイ)の女子バレーボールは29日、予選グループ初戦で昨年準優勝の金蘭会(大阪)が城南(徳島)に2-0のストレート勝ちで決勝トーナメント進出を決めた。
優勝候補の実力を見せつけた。第1セットを25-15で奪うと、第2セットは25-17。城南に対して攻め抜き、危なげなく予選グループを通過した。
中心となったのは、女子日本代表の宮部藍梨を姉に持つ愛芽世(1年)だ。父はナイジェリア人。身長176センチで長い手足と身体能力を誇り、最高到達点304センチから相手のブロックの上をいくスパイクを連発した。
姉の藍梨の代が昨年、涙をのんだのが、決勝だった。下北沢成徳(東京)に敗れ、準優勝。姉が卒業し、今度は妹が1年前の忘れ物を取りにいく。
下北沢成徳も順当に決勝トーナメント進出を決めた。金蘭会にとっても、ここはまだ通過点。雪辱を果たすため、もっと勢いを加速させていく。
◇バレーボール、男女で開幕 インターハイのバレーボールは29日に男女で幕を開け、4日間にわたって熱戦が繰り広げられる。決勝は8月1日。なお、今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。全30競技の全試合をライブ配信し、インターネット上で観戦、応援が可能となった。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer