3年ぶり2度目V目指す岐阜女子か、初優勝かける大阪薫英か― 勝負のカギは?
大阪薫英は昭和学院に逆転勝ち、就任3年目の指揮官に初V贈れるか
一方、大阪薫英は、準決勝で昭和学院(千葉)に逆転勝ちを収めた。第1ピリオドで8-21と引き離され、前半が終わっても25-35と序盤は苦しんだ。しかし、安藤香織監督が「10点までなら大丈夫。後半から仕掛けようと思っていた」と明かしたとおり、後半からゾーンディフェンスに切り替えて試合のペースを奪うと、第3ピリオドで逆転に成功。ポイントガードの北川聖(3年)が22得点、フォワードの清水咲来(3年)が15得点、センターの森岡奈菜未(2年)が12得点と活躍。最後は、昭和学院の追い上げを受けたが、64-61で逃げ切った。
安藤監督が就任して3年目。3年間を教わった初めての世代で決勝に駒を進めた。北川は「安藤先生に対する気持ちは、尊敬しかない。安藤先生に教えてもらったことをコートで出して、優勝して感謝を示したい」と意気込みを語った。
身長面では、長身の留学生を擁する岐阜女子が有利。大阪薫英は181センチの森岡、177センチの塩谷心海(2年)を中心に守備でどう対抗するか。岐阜女子が勝てば3年ぶり2度目、大阪薫英が勝てば初優勝となる。注目の決勝戦は、28日の12時20分(予定)にティップオフを迎える。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)