昭和学院、女王・桜花学園に雪辱で4強 猛追されるも「苦しい時間も強い気持ちで」
桜花学園に猛追される展開も、最後は「強い気持ちで攻められた」
昭和学院にとっては、勝てそうな雰囲気から、女王の意地を見せつけられる展開。それでも、星は「焦る時間帯でも、ちゃんとコントロールできた。苦しい時間帯も『やられても、攻撃でしっかり点を取ればプラスマイナスゼロ』と強い気持ちで自分から攻めることができた」と話した。
夏の対戦時に課題となったリバウンドは、大竹優香子(3年)らが奮闘。6本のスティールを決めた西江瑠加也ワリペ(2年)がルーズボールもよく拾い、相手ペースになるのを阻んだ。終盤は、残り1分7秒からの攻撃で、星がドライブを決めて勝利を大きく手繰り寄せた。
「時間をたくさん使っていて(ショットクロックが)残り3秒くらいになっていたけど『攻めないより攻めた方が良い』と強い気持ちでいられたので、一番得意なドライブで行けた」という、プレッシャーに負けない姿勢が奏功した。しかし、桜花学園も岡本が残り7秒で3ポイントシュートに成功。西江は「ヤバッ!と思った。競った試合は、本当にブザーが鳴るまで分からないなと思わされた」と冷や汗をかいたシーンを振り返った。
27日の準決勝では、前回女王の大阪桐蔭を破っている大阪薫英女学院(大阪)と対戦。勝てば、1987年以来となる31年ぶりの優勝が見えてくる。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)