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福岡第一、2回戦屈指の好カードで29点差快勝 指揮官手応え「決勝戦のように戦えた」

緑色の常勝軍団が、優勝への行軍を開始した。ウインターカップ2018第71回全国高校バスケットボール選手権大会は25日に第2日を行い、男子の福岡第一(福岡)は83-54で東山(京都)を下して3回戦に駒を進めた。井手口孝監督は「相手が強いので、最初から決勝戦のように戦えた。よく守れた」と手ごたえを語った

得点を量産した福岡第一の小川麻斗【写真:平野貴也】
得点を量産した福岡第一の小川麻斗【写真:平野貴也】

福岡第一が2回戦屈指の好カードに勝利

 緑色の常勝軍団が、優勝への行軍を開始した。ウインターカップ2018第71回全国高校バスケットボール選手権大会は25日に第2日を行い、男子の福岡第一(福岡)は83-54で東山(京都)を下して3回戦に駒を進めた。井手口孝監督は「相手が強いので、最初から決勝戦のように戦えた。よく守れた」と手ごたえを語った。

 福岡第一にとっては、初戦。前日に強さを見せて勝ち上がった東山との強豪対決で注目されたが、ロケットスタートで相手を粉砕した。得意の激しいディフェンスで、攻撃力が自慢の東山を完封。東山は、ポイントガード米須玲音(1年)がゴール下へのドライブからインサイドの留学生にパスを入れようとしたが、ことごとくシャットアウトされた。守備では福岡第一の速攻をけん制したが、何しろ得点が取れず、第1ピリオドで4-15と離された。

 福岡第一の主将を務めるU-18日本代表の松崎裕樹(3年)は「第1ピリオドを4失点に抑えられたのは、予想以上の出来。スカウティングで、相手は(ゴール下に一度ボールを運んでマークを密集させてから外を使う)インサイドアウトが多かったので、コースを空けて狙うことができていた」と手ごたえを話した。

 福岡第一は、第3ピリオドからシューティングガードの小川麻斗(2年)が速攻に走って得点を量産。ポイントガードの河村勇輝(2年)がファウルアウトで退場したのは誤算だったが、21点差でリードの第4ピリオドの開始時に、井手口監督が留学生に「ここからが試合だぞ」と言い聞かせるなど手を緩めず、圧倒的な強さを示した。チーム最多18得点を挙げた小川は「シードの難しさは分かっていた。東山は強いイメージがあったので、最初から飛ばして行こうと思った。相手の戻りが少し遅く、走ったら行けると思った」と試合を振り返った。

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